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2023-05-17 23:09

【2023年最新】YouTube広告の種類と特徴、費用について解説

ユーザーに情報を的確に伝える手段として、動画広告が主流になる中、動画を広告として配信をするためのプラットフォームは多岐に渡ります。その中でもYouTube広告は世界で20億人という膨大な視聴者、日本国内でも8,000万人以上のユーザーが視聴している媒体になっており、若年層からシニア層まで幅広いユーザーに動画広告を届けるための手段として有効です。

また、ターゲットを絞った配信をすることも可能になっており、配信金額や配信期間に加え、地域、性別、年齢やユーザーの興味関心・趣味嗜好に合わせた設定ができることも、YouTube広告の特徴になります。

YouTube広告の5つの種類

インストリーム広告
バンパー広告
インフィード動画広告
アウトストリーム広告
マストヘッド広告

インストリーム広告

動画の再生前や後、または視聴途中に再生される動画広告で、YouTube広告メニューの中でも主流な配信手段となります。
更にインストリーム広告の中でもさらにいくつかの種類があります。

・スキップ可能な動画広告(5秒でスキップ可能)

【費用/メリット&デメリット】

スキップ可能な動画広告は、CPV方式という方法で1再生ごとに課金されます。平均の視聴単価は設定したターゲティングと広告動画の尺にも依存しますが、2円から~5円ほどが相場となっております。30秒以上以下の動画の場合は完全視聴、30秒以上の動画であれば広告の視聴時間が30秒を超えた時点で課金が発生するので、視聴回数を重視する際は有効な手段となります。しかし、再生開始後5秒の時点でスキップが可能なので動画の冒頭でユーザーを惹きつける魅力を伝えることが重要です。

・スキップ不可能な動画広告(15秒以下)

 

【費用/メリット&デメリット】
スキップ不可能な動画広告は、CPM方式という方法で、広告が1,000回表示されるごとに課金が発生し、1,000回表示当たりの費用は400~800円程度となっております。
配信したユーザーに動画を完全に視聴してもらえる可能性が高い点がメリットになりますが、一方で興味のないユーザーにも半強制的に広告視聴を促すことになるので、関心の低いユーザーの視聴完了数も増える可能性があります。

バンパー広告

バンパー広告とは、動画の前後や途中で再生される6秒以下の動画広告で、その間ユーザーは広告をスキップすることができない点が特徴です。
6秒という短い時間にユーザーに与える影響を最大限に抑えた上で、短いメッセージを印象的に伝える動画の企画構成の工夫が求められます。

【費用/メリット&デメリット】

バンパー広告は、CPM方式で、1,000回表示ごとに200~600円ほどの費用で配信が可能です。スキップ可能な動画広告などと比較すると比較的安価に配信することができますが、再生時間が短い広告になるので、伝えたいメッセージを絞り配信することが重要になります。

 

<CPV方式とCPM方式のメリット/デメリット>
1再生ごとに課金されるCPV方式と1000回再生されごとに課金されるCPM方式。1回の再生単価で考えてしまうとCPM方式の方がコストパフォーマンスの方良い可能性が高くなりますが、広告の内容を理解してもらい、質の高い視聴を促す可能性が高い課金方式はCPV方式になるので、配信する動画により使い分けることが良いといえます。

例えば、少量の情報でも届けば顧客になり得る直感イメージ先行型の商材の場合はCPM、しっかりと中身の魅力まで認知してはじめて顧客になるようなタイプの商材の場合は、CPV方式と考えるといいでしょう。

インフィード動画広告

インフィード動画広告は、動画の横の関連動画の上や検索結果に表示される広告です。動画の再生前後や途中ではないので、視聴中の動画コンテンツを遮られるストレスはないという意味でも有用です。ただし、再生開始におけるユーザーへの接触はサムネイルのみになるので、サムネイルが魅力的でないとクリックされにくい傾向があります。サムネイルが視聴者にとって魅力的ならば、見たいコンテンツにフォーカスしながら、広告をクリックしてくれるので、関心の高い視聴者に確実に届くという強みがあります。

インストリーム広告のように明らかな広告というより、魅力的なコンテンツとして視聴してもらうことができるというメリットがあり、3分前後、もしくはそれ以上の長尺の動画などで使用すると有用です。

【費用】

インフィード動画広告は、CPC方式という1クリックごとに課金される方式です。1クリック5~20円と割高に感じますが、クリックされるということは確実な関心があることを前提にしているので費用対効果は高いとも考えることができます。

アウトストリーム広告

 

アウトストリーム広告は、モバイル専用の広告です。YouTubeパートナー認定されたウェブやアプリで配信される動画広告です。自動的にミュートされて再生され、タップするとミュート解除ができ、スクロールすると動画を飛ばすことができます。コンテンツをスクロールして流し見している時に流れてくる動画広告のことです。
他の広告に比べてリーズナブルな価格帯で多くのリーチを得ることができるのが魅力です。また、クリックしないで意図せずして視聴するので、思わぬ新しい顧客開拓を可能にします。

【費用】
アウトストリーム広告は、vCPM方式で広告の表示面積の50%が2秒以上1000回表示されごとに課金されるという特殊な課金方式をとっています。1000回表示されごとに10円ー500円課金されます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面上部に掲載される動画広告です。YouTubeを開いた際に一番大きく目立つ場所に表示されるので、目に止まりやすいという利点があります。

ホーム画面に自動的に表示されるので、視認性の高さに加え、比較的高い視聴率で配信ができる傾向があります。ただ、純広告に近い配信形態になるため、細かいターゲティングがしにくいという側面もあります。

 

【費用】
マストヘッド広告は、1回の掲載で数百万単位の広告費が必要です。短期間で多くの認知向上効果を得たいプロモーションに向いている広告です。
予約型の広告になっており、配信の際は事前にGoogle営業担当に連絡を取り、手続きを進める必要があります。

 

各種のYouTube広告の配信形態の中で、比較的出稿頻度が高いとされている配信形態は、短い時間でわかりやすく配信するバンパー広告やインストリーム広告と言われています。

必ずしもすべての動画に当てはまるわけではないですが、動画コンテンツの需要自体がTikTokやショート動画のように短いコンテンツ需要が高まっている傾向にあり、連動するように短い動画広告の方がユーザーにCMのように。視聴してもらう可能性が高まります。

ただし、マストヘッド広告のように、トップページに無条件で大きく再生される動画は、視聴の強制力があり、かつインストリーム広告のようにコンテンツ視聴欲求の高い時に遮られて見るストレスもないので、広告をひとつの視聴コンテンツとして認知してくれる傾向があります。

 

YouTube広告のターゲティング方法

YouTube広告は、細かなターゲティング設定ができます。年齢層や関心の高さ、地域や視聴履歴など、漠然としたターゲットではなく、自分が希望する明確な視聴者にターゲティングが可能です。大きく2種類のターゲティング方法があります。ひとつは「オーディエンスターゲティング」もうひとつは「コンテンツターゲティング」です。

オーディエンスターゲティング

YouTubeには多くのユーザー情報や閲覧履歴があります。性別、年齢、地域、趣向などを細かく設定してユーザーを絞り込んで広告を配信することができるのがオーディエンスターゲティングです。

・ユーザー属性グループ
性別、年齢、地域のみならず、家族構成や世帯収入などを設定できます。さらに細かく家族の年齢構成や学歴などまで細かく設定することができます。

・アフィニティカテゴリ
ユーザーの関心や趣向の設定ができます。教育、スポーツ、アウトドア、フードなど、ユーザー個別の関心が高いコンテンツに絞り込んで広告を配信できます。属性グループ同様にカスタムアフィニティカテゴリの設定もできます。みずからカテゴリの詳細を設定できるので、さらにターゲットを絞ることが可能になります。

・ライフイベント
入学、結婚、出産、就職など、人生のライフイベントにあわせた購買行動や欲求に合わせたターゲティングができます。結婚のタイミングで家具を買う、出産のタイミングで乳幼児グッズを買うなど、ライフイベントに合わせたビジネス展開をしている広告主に適しています。

・購買意欲の高いオーディエンス
アフィニティカテゴリ同様に、382項目のチェック項目の中から自分の出稿する広告とフィットするオーディエンスを絞り込んでいくことができます。単に関心があるだけではなく、より購買行動につながるユーザーを絞り込みます。

・カスタム・インテント・オーディエンス
購買意欲の高いオーディエンスをさらに絞りこみ、最近のGoogle検索キーワードなど、直近の情報に基づいてターゲティングします。
商品販売目的の場合には大きな効果が得られます。

・リマーケティング
YouTubeの閲覧履歴やチャンネル登録に基づいたターゲティングです。YouTube動画の視聴という配信する広告に直接的に紐づいた絞り込みをしていくことができます。

 

コンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングはユーザー情報から絞り込むのではなく、配信するWEBサイトや動画の種類など配信面のコンテンツ種別に基づいてターゲットを絞り込んでいきます。

・プレースメント
広告をどのような動画に配信するかを設定できます。オーディエンスではなく、配信する動画そのものの視聴者がどのような層に属するかをチェックする必要があります。

・トピック
広告を表示するトピックを絞り込むことができます。オーディエンスターゲティングにおけるアフィニティカテゴリー同様にエンターテイメント、教育、仕事などのカテゴリから選択して絞り込みます。

・キーワード
カテゴリからの選択ではなく、みずから設定したキーワードに基づいた細かいターゲティングができます。

・デバイス
パソコンやスマホ、テレビなど、どのデバイスで視聴している人をターゲットにするかを選ぶことができます。パソコンならば業務中、スマホならば移動中や日常、テレビならばお茶の間など、同じようでいて実は商材に応じて適切なターゲット層につながりやすいポイントになります。

 

ターゲティング方法の適正

商品や商材と、相性のいい傾向にある動画チャンネルが明確にある場合には、コンテンツターゲティングが適しています。YouTuberのグッズ販売や関連商品である場合は間違いなくコンテンツターゲティングが効果的ですが、その他の場合は、ケースバイケースと言えます。

美容整形やダイエットなどを商品やサービスにしている場合に、整形やダイエットを専門にしているチャンネルがあればより適していますが、いくつかのコンテンツをウリにしている人気チャンネルがあるとすると選択の幅が難しくなります。その場合は、美容整形やダイエットに関心のあるユーザーに目を向けた方が効果的かもしれません。

ですから、自分が配信するコンテンツがどこまで顧客を絞り込んでいるかによって、適したターゲティング方法があるのです。ターゲットの幅が広いのであれば、オーディエンスターゲティングで絞り込むすぎないで配信することが肝要です。

LOCUSではYouTube広告においても多数の実績がございますので、YouTube広告にご興味がございましたらお気軽にお問合せください!

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