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2023-06-09 11:28

【2023年最新】動画配信プラットフォームvimeoについて徹底解説

YouTubeやTikTokなど、さまざまな動画サイトが日常の娯楽として親しまれるようになって久しいですが、Vimeoという動画プラットフォームにはどんなニーズがあるのかご存知でしょうか?YouTubeに比べて、まだ認知されていないVimeoですが、ミュージックビデオやアートドキュメンタリーなどのハイクオリティな動画がアップロードされているイメージがあります。

YouTubeのように大衆的に大きな流行になる動画は少ないのですが、ハイクオリティな動画がアップされているイメージがあるVimeo。実は、動画の有料配信に特化した独特のニーズがあります。YouTubeやTikTokには、動画コンテンツに対する投げ銭の機能はあるものの、動画コンテンツの有料配信の機能はついていません。そのためVimeoは、課金制の動画販売に強いという特性があります。

マス向けではないが、専門性は高く、絶対にある一定数のニーズがあるような動画を有料で配信し、収益化するには最適なプラットフォームなのです。

Vimeoとは?

Vimeoは2004年に米国ではじまった動画配信サービスです。YouTubeの配信開始が2005年なので、実はVimeoの方がYouTubeよりも早く動画配信サービスを開始しています。

YouTubeとの決定的な違いは、動画への広告表示がないことです。YouTubeは動画に広告表示することで収益化し、視聴者は動画を無料で視聴しながらも配信者は広告収入で稼ぐことができます。そのため簡単に動画の視聴数を稼ぎ、広告掲載価値を高めることに成功しました。

対してVimeoは、広告表示に邪魔されずに動画視聴ができるため、高品質な動画をストレスなく視聴したいニーズに応えることができます。また、動画の有料配信が可能なので、多くの動画視聴数を稼ぐことは難しいですが、確実なニーズに対して有料で動画を販売することができます。

教育やカルチャー、ビジネス系の講座や販売を前提とした動画の配信などには効果的です。

Vimeoのサービス内容


・高画質最大8K動画の無料配信【広告なし】
・FullHDライブ配信4Kアーカイブ
・ウェビナー
・動画の単体販売/レンタル販売/サブスク販売が可能

高画質最大8K動画無料配信【広告なし】

Vimeoでは最大8Kの高画質で、広告のつかない動画の無料配信ができます。動画配信プラットフォームとしては、最もハイクオリティな動画サイトのひとつです。

PCだけでなく、スマホやタブレットなどのアプリで動画を視聴することが可能です。Vimeoには、パスワードの設定や公開ドメインの指定ができるので、著作権管理や視聴制限などのセキュリティをしっかりかけたい時に有用です。

そのため、企業や学校、教育関連などの、情報の信頼性やセキュリティに優先順位を置く動画配信を行う利用者が多い傾向にあります。

FullHDライブ配信4Kアーカイブ

Vimeoでは、ライブ配信においてもFullHDに対応しています。ライブ配信プラットフォームもさまざまありますが、Zoomやニコ生が円滑なコミュニケーションを行うことに重点を置いていることに対して、Vimeoは高画質な動画配信ができることに重点を置いています。

配信した動画のアーカイブを4Kで残すことも可能なので、動画配信後の販売や視聴の際にも、高いクオリティを維持することができます。YouTubeをのぞくと、Vimeoはトップクオリティのライブ配信を提供しているプラットフォームと言えるでしょう。

Vimeoは動画の無料配信だけではなく、有料配信も可能なので、課金性で動画を販売することを前提にしている場合は、Vimeoが最も使いやすい動画配信サイトのひとつと言えます。
動画の埋め込みにも対応している他、同じアドレスを使って動画の入れ替えや追加が可能なので、再編集すると別のアドレスを発行しなければならないYouTubeに比べて、ひとつの動画に対する販売や視聴のプライオリティが高い傾向にあります。

音楽イベントやライブ、講演会などの有料ライブ配信の際にVimeoを選択するユーザーは多く、チケット販売プラットフォームと連動して、定期ライブ配信をイベント的に開催する企業やアーティストもたくさんいます。

ウェビナー


Vimeoは、ライブ配信だけでなく、インタラクティブなウェビナー配信も得意とします。不特定多数が無作為に視聴するのみのライブ配信と違って、チャット機能やアンケート、投票機能もついていて、参加者が登壇者とのコミュニケーションをとることが可能です。

ウェビナーやインタラクティブ配信といえばZoomが知られていますが、ZoomもYouTube同様に有料配信ができません。その点Vimeoは、有料のウェビナーが開催できますし、4K高画質で残った動画アーカイブをそのまま販売する場合にも、円滑に実施することができます。
また、Zoom会議のアーカイブを自動アップロードする機能もあるので、Zoomのアーカイブ販売をすることもできます。

ベニュー

Vimeoには、ウェビナーよりもさらにインタラクティブ性を増したベニューという機能があります。スペースをわけて別グループでディスカッションをしたり、オープンマイク機能を使って自由に発言する会議的な要素が付加されています。

言ってみればZoomでできるインタラクティブ性がVimeoにもついたのです。

動画の販売

Vimeoの最大の魅力は、動画を販売できることです。多くのプラットフォームが無料で動画を視聴できることに対して、Vimeoは視聴者に課金して動画を販売する機能が充実しています。

コンテンツ販売/レンタル/サブスク

1コンテンツずつの動画を販売もできますし、期間限定の動画レンタル販売も可能です。定期的に動画をアップロードするサービスを提供する場合には、月額のサブスク設定も可能です。

ダウンロードの可否/公開設定

販売する動画のダウンロードの可否、公開設定によりオープンな販売にするのか、閉じられた販売にするのかを設定することも可能です。

埋め込み機能により外部連携

埋め込み機能をうまく利用すれば自社のホームページ上に動画の販売ページをひとつずつ展開することも可能です。
また、ライブ配信を有料販売することもできます。チケットサイトと連動してチケット販売と組み合わせて販売することもできます。

Vimeoは、動画をビジネスとして販売する際に非常に有用なプラットフォームです。自分が動画配信をする際に単に宣伝広報のためなのか、またはビジネスとして販売するためなのかを見極める必要があります。それによってどんな動画サイトを利用するかを判断する必要があります。

 

インタラクティブ動画サービス

Vimeoには、あまり知られていない動画サービスがあります。それが、動画から直接商品やサービスを購入できるインタラクティブ動画サービスです。

動画の好きな場所に販売リンクを設定

動画に直接販売リンクを設定し、動画視聴している最中や最後にリンクから商品販売サイトに飛んでいくことが可能です。リンクの設定する場所やタイムラインも汎用性があるので、デザインやニーズに適したインタラクティブ性を付加することができます。

動画リンクをホームページに埋め込んで動画ごと販売

作成された動画を、ブログやホームページに埋めこめば、動画広告を見たその瞬間に商品やサービスを提供することが可能になります。

料金


Vimeoには、無料プランからプレミアムなプランまでいくつかの料金コースがあります。主に動画の本数とサービス内容によって変更します。

Freeプラン

月2本 合計25本の動画 埋め込みリンク可能 サブスク販売可 オンデマンド販売不可

容量の少ない動画を年間で数本アップするだけなら無料プランで十分対応可能です。アップロードできる動画の本数は少ないものの、サブスク販売が可能になるので、副業的なビジネスにすることはできます。

スターター 1,200円/月

年間60本の動画 サブスク販売可 オンデマンド販売不可
オンデマンドの動画はまだ利用できませせんが、月に5本程度の動画をアップロードして、サブスク販売することができます。

スタンダード 2,000円/月

年間で60本の動画 オンデマンド販売可 ストック素材利用可

動画のオンデマンド販売が可能になるので、動画をコンテンツとしてひとつずつ販売するなら、スタンダード以上のプランが必要になります。アップロードできる動画の本数も増えるため、ビジネス展開のはじめにはちょうどいいプランです。Zoomのアーカイブを自動アップロードする機能などもあります。

アドバンス 6,500円/月

年間 240本の動画 ライブ配信/ウェビナー可

ライブ配信やウェビナーもVimeoで行うならアドバンスコースを使用する必要があります。動画のアップロード本数も月に20本ほどになるので、本格的にビジネス展開することができます。
ライブ配信の参加可能人数が100人に制限されるので、より大規模なウェビナーやライブ配信の可能性があるならエンタープライズにアップグレードする必要があります。

エンタープライズ

動画無制限 ウェビナー参加登録500人以上

動画を毎月何十本とアップロードなど、ライブ配信に何百人もの動員がある場合に必要なコースです。他のサービスよりも手厚いサポートを得ることができます。

2022年にVimeoの料金体系が大きく改変され、容量制限がなくなって、本数制限に変更、サブスク販売がフリープランでも利用できるようになるなど、現代のニーズに合わせてサービス洋式も変更されました。

また、インタラクティブ動画サービスなど、新たなサービスも加わって動画配信の新たな地平を展開しています。

YouTubeやTikTokのようないわゆる大衆的な無料配信による視聴数×広告収入という体裁ではなく、総視聴数は少なくとも、ハイクオリティとビジネス展開可能な情報やサービスを課金で販売することに特化することで成功しています。
ニーズが多様化し、細分化する現代において、サブスクや課金動画で確実にビジネス展開することは、動画をビジネスとして成立させるための大きな手段のひとつと言えるでしょう。

LOCUSでは動画制作に限らず、クライアント様の目的に合わせた動画配信サービスの選定も行っておりますので、ビジネスで動画活用に興味がございましたらお気軽にお問合せください!

 

 

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