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2023-06-16 11:09

【2023年最新】Facebook動画広告の仕組みについて解説

 

Facebookは、世界に29億人のユーザーがおり、日本においても月間2,600万人の利用者がいます。2012年にはInstagramも買収しており、世界でも有数のSNSとして多くの人に認知されています。Facebookは、TwitterやInstagramに比べると閉じられたSNSと言われていますが、その分だけ同じ目線のコミュニティが強固な関係性を築きやすいと言われています。

そんなSNSを活用したビジネスがあります。それがFacebookコミュニティ内で発信される広告です。タイムラインとメッセンジャー上に時折表示される広告は、自分のFacebookアカウントを利用して発信できるものなのです。

Facebook広告は他のウェブ広告に比べてターゲティングの精度が高いと言われています。
また、低予算からも広告出稿が出来るため、限られた予算の個人からターゲットがはっきりしている商材を持っている企業まで幅広い広告主に対応できます。

5Gの普及などモバイルデバイスの通信回線の進化に伴い、WebメディアやSNSテキストや静止画を使ったバナー広告に限らず、動画広告も多く配信されています。
中でも、Facebookの動画広告は、認知度向上やコンバージョン増加をふまえた手法として多くの企業で出稿される傾向が高まってきています

動画広告は、画像以上に情報量が多いためまとめて伝えやすく、視覚的にも目に入りやすいこともあって、より効果的な広告効果があるとされています。
今回は、Facebook広告の基本的な仕組みと動画広告の詳細をお伝えします。

広告配信面

Facebook広告はタイムライン上だけではなく、ストリーズの他メッセンジャーにも発信できます。そして、実はInstagramや他の媒体にもFacebookの広告システムから発信できるのです。Instagramに広告配信できるのは、2012年にFacebookがInstagramを買収したことにより、Facebookと連動した運用ができるようになったことがその理由にあります。

・Facebookニュースフィード

・Facebook動画フィード

・Facebookストーリーズ

・Facebook右側広告枠

・messenger受信箱

・Instagramフィード

・Instagramストーリーズ

・Instagram発見タブ

・Instagramショップ

・Audience network

上記のいくつかの発信パターンを自動で選択して配信するか、手動で設定するかを選ぶことができます。

Facebookニュースフィード

いわゆる一般的なタイムライン上に「広告」表記と共に出現する広告です。自分のニュースフィード上に表示される情報を似た系統の広告が表示される傾向にあるので、かなり視聴しやすい傾向にある広告であることが多いです。

Facebook動画フィード

動画をフォーマットにすることで、より視聴者に届きやすいコンテンツにすることができます。わかりやすくまとまった編集動画を配信する必要がありますが、自分で映像編集した広告を配信することができます。専門の業者やコンサルタントを介することで、より効果的な配信をすることも可能です。

Facebookストーリーズ

Facebookにはストリーズという24時間限定で友人やフォロワーに限定して配信できる機能があります。ニュースフィードの上に配置され、見やすいところにあるので、視聴されやすい傾向にあります。文字や音楽も設定して短時間で情報をザッピングできる良さがあります。画像でも動画でも配信することが可能です。

Facebook広告はストリーズにも配信可能です。期間は限定的ですが、短時間でわかりやすく視聴者に情報を届けることができます。

Facebook右側広告枠

ニュースフィードとは別のいわゆるわかりやすい広告枠に発信できます。タイムライン上の広告記事は時として流れていきやすいものですが、広告枠は固定されているので、欲しい情報を確実に手に入れたい場合には効果的です。

messenger 受信箱

Facebookに付随したチャット機能が、messengerです。昨今は、メールやLINEと同じようにメッセンジャーで連絡をとったり、電話機能を利用する場合もあります。画像や動画も添付できるので、有用なコミュニケーションツールとして利用されています。そのmessengerのチャット欄に広告表示することが可能です。やはり、常用しているユーザーからすると、表示されるとつい開きたくなる場所になります。

Instagramフィード


Facebookのニュースフィード同様にInstagramのフィード欄にも広告表示が可能です。Instagramは、Facebookよりも開かれたコミュニティなので、Facebookの近しい間柄のコミュニティとはまた違って視聴層にアクセスすることができます。そのため、友人関係にないフォロワーの情報が流れてくることは多々あり、多少関係性が薄い情報が流れてきても、それほど違和感を感じないことが多いのです。Instagram広告は、広告配信先としては、他のSNSより効果的に視聴者に伝えられる可能性があります。

Instagramストーリーズ

Instagramにも24時間で消えるストーリーズ機能があります。やはり、ニュースフィードの上段に表示されるので、発見されやすい傾向にあります。また、ターゲティングをしっかり絞りたい時にも効果的です。

Instagram発見タブ

発見タブは、自分がフォローしていないアカウントで、Instagramのオススメを表示するタブです。自分がフォローしているアカウントに関連性のあるアカウントや友人とのつながりを想定して表示されるので、ユーザーの関心の近い項目が表示されます。Instagramのアルゴリズムで表示されるので、今まで出会ったことのないもので、しかも自分が好きそうな事柄が表示されるのです。広告を表示するには最適な場所でもあります。

Instagramショップ

Instagramにはシッピング機能が実装されています。フィード上に貼られた画像に商品タグが設置されており、タップすると商品のECサイトに飛んで購入することが可能になります。ニュースフィード上からほぼ直接商品購入へつなげることができるため、クリックを繰り返すことなく最短距離で商品へとたどり着くことができます。

この商品の投稿を広告として配信できます。ユーザーのフォロワーだけではなく、フォローと関係ない内容で、かつユーザーに関連性の高い商品を表示できるので、商品を紹介するだけではなく、購入へと直結できるので、非常に有用な宣伝効果があります。

Audience network

Facebook、Instagramだけではなく、Facebookと関連性のある別媒体にも広告配信できる機能です。配信先の詳細は公表されていませんが、米国ではGoogle Playの上位500の無料アプリのうちの32%に配信できるとされています。日本では、グノシーや東洋経済オンライン、食べログなどに配信されることがわかっています。これらの配信先は、パブリッシャーリストから確認することができます。

Facebookに個人で登録していれば誰でも配信が可能です。ですが、広告出稿のためには別途広告を出すためのアカウント登録をしなればなりません。

自動広告/目的を選択/既存のコンテンツを宣伝から選択

Facebook広告はアカウントがあれば作成できます。リストから広告を作成をクリックして、自動広告/目的を選択/既存のコンテンツを選択から自分の発信したいものを選ぶ。

簡単に広告を作成したいなら自動広告を選ぶと、非常に簡単にハイクオリティな宣伝をしてくれます。また、Facebook上のイベントや記事内容を宣伝したい場合は既存のコンテンツを選択することで、すばやく宣伝ができます。新たに自分でターゲットや内容を設定してしっかりとした広告を配信する場合には、目的を選んでみずから細かく設定することができます。

自動広告

自動広告を選択すると質問にひとつずつ答えていくだけで、受動的に広告を作成することができます。
ターゲットの設定/ホームページへのリンク/商品の販売/配信方法/料金設定まで、ガイドに従ってやっていけば自動的に効果的な宣伝をしてくれます。

目的を選んで選択

最初の段階で、自動広告/エリア別に宣伝/ウェブアクセスを増やす/問い合わせを増やすなど目的別に選択して配信できます。

ターゲティング


ターゲットの設定が細かくできます。エリアの選択/年代/利用者層/興味・関心/行動から設定していきます。

 

配信

Facebook/Instagram/messengerから選択して配信します。選択範囲が広いほど幅広く配信できますが、配信できる総量は、範囲が広げるほど個別に少なくなるので、ターゲットに応じてどこに配信するべきかを考察する必要があります。

予算/スケジュール

自分の予算にあった予算設定ができます。1日の予算×日数設定でトータル予算を設定できます。掲載する期間を設定し、希望すれば継続的に掲載することも選択できます。
予算に応じてどれだけ視聴者にリーチできるかも算出することができます。

課金方法は2つあります。

インプレッション課金 広告1000回表示ごとに料金発生
クリック課金 広告1回クリックごとに課金

 

動画広告の効果

上記のメディアに画像/動画/スライドショー/カルーセルなどのいくつかの方法で広告を掲載できます。
ニーズに応じて適切な配信方法がありますが、昨今は動画需要の拡大と同時に動画広告の効果が高くなっていると言われています。


参照:サイバーエージェント/デジタルインファクトによる動画広告市場の調査2022年

スマホの普及率の向上に加え、コロナ禍にさらにインドアで娯楽を楽しむ傾向が高まり、時代の不景気に逆境して、動画需要は活況を迎えているのです。

動画広告のメリット

動画広告は画像やスライドショーと比較したメリットくがいくつかあります。

情報をひとつのメディアにまとめやすい

画像やスライドショーなどの場合、1枚〜数枚の写真の中に情報をまとめる必要がありますが、動画の場合は流れるタイムラインの中のたった数秒の中でもたくさんの情報を詰め込むことができます。必ずしも情報が詰まっていればいいわけでもありませんが、的確な情報を適度な時間で表示することが可能になります。

自動再生で受動的に視聴できる

昨今の動画広告は、自動再生されて勝手に視聴するタイプのインストリーム広告があります。クリックして視聴する広告よりも受動的に見てしまう傾向が高くなり、視聴者に情報を伝えやすい傾向にあります。

拡散共有がしやすい

Facebook/インスタグラムのみならず、YouTubeやTikTokなどのたくさんの動画メディアが隆盛を極めています。ひとつの動画を作成すればさまざまなカタチで拡散共有していくことが可能になり、広く情報を広げることができるのです。

 

Facebook動画広告で成果を上げる工夫

Facebookの動画広告には非常に高い効果が期待できますが、数多くの広告が配信されている中で、ターゲットユーザーに視聴をしてもらわなければせっかくの商品やサービスの魅力が伝わりません。最後にFacebook動画広告で成果を上げる工夫について解説します。

冒頭3秒でユーザーの心を掴む

Facebook動画広告で成果を上げるためには、ターゲットユーザーの心境やニーズを想定した動画企画や動画制作を行う必要があります。
全ユーザーが最後まで動画を視聴してくれるわけではありません。ユーザは広告を見たくてFacebookを利用しているわけではないので、大半のユーザーは動画を見始めたとしても途中で飽きてしまえばすぐに離脱してしまいます。そのため、Facebook動画広告に限らず、YouTubeなど動画広告全般に共通することですが、動画の冒頭で自分ゴト化させて引き付ける工夫が重要となります。特に最初の3秒が重要となり、ここでユーザーの心を掴み、続きを見てみたいという感情を醸成するメッセージやイメージを訴求すると効果的です。
また、サムネイルと呼ばれる動画広告の表紙にも、動画の中身が見たいと思わせる工夫を施す事もポイントです。

無音視聴ユーザーにも届くように字幕挿入

大多数のユーザーはスマホ経由で場所や時間を問わずにWebメディアやFacebook等のSNSを日常で閲覧しています。その視聴シーンから想像するとイメージできると思いますが、原則マナーモード設定をしているケースが多いため、Facebook上で動画広告が配信されてもミュートで視聴している状態です。

このような視聴シーンが多い場合においては、いくら動画広告の演出として楽曲やBGM、ナレーションに工夫を施したとしても、ユーザーには届かないケースが大半を占めますので、前提として動画広告には字幕を挿入すると効果的です。また、単調な字幕ではなく、メリハリをつけ視聴者に分かりやすく訴求できるようにするといいでしょう。

ストーリー性を持たせた構成展開

Facebookに訪れるユーザーにとって広告はノイズとなりますので、動画広告を企画制作する際においては、あからさまな広告色溢れる動画は、ユーザーには響かず逆にマイナスにつながる可能性も有り得ます。

そのため視聴していて楽しいや学びがあるなど動画自体がコンテンツとして魅力があるストーリーを意識して動画を企画する事をおススメしています。FacebookをはじめYouTubeも含めて動画広告を出稿する目的は企業それぞれですが、ただ単に自社の商材やサービスを打ち出すだけでは、ユーザーには響かず逆にマイナスにつながる可能性も有り得ます。動画広告は、一般的には15秒から30秒程度と限られた時間ではありますが、ターゲットとなる視聴ユーザーを意識し、ストーリー性を持たせた運用を行うことは重要です。

次のアクションを喚起させる訴求挿入

動画広告の視聴後にユーザーに対してどのようなアクションをして欲しいのかという視点で、動画広告の最後にはアクションを促す訴求を盛り込むことが大切です。
資料請求や問い合わせ、サイトへの誘導などユーザーが動画を観終わったあと、次に何をして欲しいのかを訴求し、態度変容を促すメッセージを挿入すると効果的です。

【まとめ】

Facebook広告は、昨今のウェブ広告の中でも一番手軽にかつ効果的に配信できる広告のひとつです。SNSを頻繁に利用する顧客層に対しては特に有用だと考えられます。
中でも動画広告は、最もわかりやすい広告媒体のひとつです。いかにしてハイクオリティな動画制作をするかが大きなキーワードになります。日常のSNS配信もいわば宣伝のひとつでもあります。動画や画像を使った配信技術を上げることは、現代ビジネスを成功させる上で必要不可欠とも言えるでしょう。

LOCUSではFacebookに限らず、クライアント様の目的に合わせた動画広告のプランニングを行っておりますので、ビジネスで動画活用に興味がございましたらお気軽にお問合せください!

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