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2023-07-03 11:27

【2023年最新】新卒採用動画のトレンドと事例


若者のテレビメディア離れが顕著になって以来、さまざまな媒体がITメディアへと移行していっている傾向にあります。

企業の宣伝広告も紙媒体やテレビよりも今やウェブ動画の方が効果的だとされています。新人採用のための宣伝は、まさしく若者を対象にしているので、新卒採用動画は、何よりも増して効果があると考えられます。
近年は、採用動画を積極的に利用する企業は数多く、動画のトレンド同様に新卒採用動画にもトレンドがあります。今回は、そんな採用動画の2023年版のトレンドと事例を紹介していきます。

新卒採用動画とは?


新卒採用動画は、企業が新しい人材採用のために制作宣伝する動画広告のことです。自社の方針や仕事の内容をわかりやすく紹介し、新たな有能な人材獲得のための大切な企業広告となっています。
また、採用動画は企業の紹介動画としての役割も担い、会社の理念やビジョンを外部に伝えるための重要なコンテンツになります。多角的な視点で制作し、発信する必要があるのです。

動画コンテンツの視聴が、日常化してから採用動画はいくつかのパターンで配信される傾向にありました。

・社長インタビュー

・社員インタビュー

・社内見学

これらの代表的な方法で、企業は新人採用のための宣伝をしてきました。会社のビジョン、理念の他、新人の仕事のあり方や人材育成への健全で真摯な取り組みを映像化してきました。

採用動画の事例

株式会社メディックス

広告代理店のメディックスの新卒採用動画です。社員による会社の特徴解説や社内の風土などを丁寧に伝えています。

株式会社オアシスライフスタイルグループ

社長のインタビューを通じて会社の理念やビジョンをわかりやすく伝えている新卒採用動画となります。

動画広告のメリット

映像で伝えることにはいくつかのメリットがあります。

文字言語ではなく映像によって感覚的にイメージが伝わる

文字で伝えようとしても伝わらない視覚的情報を、映像ならば一見しただけで伝えることができます。画像だけだと不確かなことを映像は明確にすることもできます。

画像や文字以上に情報をシンプルにたくさん伝えることができる

画像と文字情報では、長文や場面の画像しか届けられないですが、動画になることで全体像をわかりやすく伝え、文字では見づらい長文を言葉で置き換えることによって、視聴者にシンプルに伝えることができます。

受動的に動的情報を受けとる

映像の動的な情報は、人の無意識に入りこんで自然に情報を受けとることができます。能動的にみずから見にいく紙や文字情報よりも人は受動的に動画を視聴するので、多くの人の目の止まりやすくなります。

採用動画のトレンド

新卒採用動画も年々変化を遂げ、新たなトレンドを生み出しています。それは、動画メディアの変遷と連動している側面もあり、より効果的に視聴者の印象を残し、具体的に「ここで働きたい」という行動に移してもらうための工夫がされています。

・ショート動画

・座談会

・インタラクティブ動画

ショート動画

TikTokをはじめとするショート動画の流行は、採用動画にも反映されています。企業は自社アピールを、理念やビジョンなどをしっかりわかりやすく丁寧に語った動画によって行うことを主体とせず、コンテンツの面白さでバズらせることから入社希望する若者の好感度へと訴求します。

ショート動画というのは、TikTokやYouTubeで配信される短尺の縦型動画のことで、数秒の動画をフリックして、次から次へと面白いコンテンツを流し見する動画のことです。ここ数年でうなぎ登りにTikTokが人気になり、今やYouTubeやInstagramにもショート機能が実装されて15秒~1分ほどの縦型動画コンテンツがひとつのサービスの種類として認知されています。

若者を中心に多くの支持層がいるショート動画は、もちろんビジネスシーンにも流入し、採用動画や自社ブランディングのために積極的活用する企業も多くなっています。ほんの数秒の動画の中にユーモアたっぷりのコントを創作したり、社長が格言を語ったり、上司と部下のナンセンスで面白いやりとりをショートにしたりと、創意工夫でエンタメ色を強めて配信します。

人気のあるチャンネルは、フォロワーが何十万人もおり、新卒採用のためばかりでなく、企業の認知と好感度アップにつながります。丁寧で行儀のいい動画よりユーモラスな体裁の方が、社内のリアルな関係性が浮き彫りになりやすく、かつ楽しい雰囲気が伝わることで、社内の空気感が良好なことも入社希望者に伝えることができます。

昨今の若者が、就職先に求めるものは、金銭面や職務内容そのものばかりではなく、職場の居心地の良さに対しても大きな比重を置いている傾向にあります。

株式会社L100「2023年度卒業の就活生が企業を選ぶ上で最も重視するポイントの調査結果」

採用動画事例:ショート動画

三和交通

 

@sanwakotsu

@芋洗坂係長(小浦一優)official さんに流行りのダンスを踊っていただきました。やはり笑顔でダンス最高です〜 #三和交通 #踊るおじさん #芋洗坂係長 #アニメダンス #アニメ

♬ оригинальный звук – ✨Waifu On Fire✨

タクシー会社の三和交通の取締役や社員が登場し「踊ってみた」動画を配信することがメインですが、そのコミカルなキャラクターが人気となり、現在21万人以上のフォロワーがいる。人気ティックトッカーとのコラボも多く、人気に拍車がかかっている。

ライソン株式会社

 

@lithon_corp

くいモンシリーズ決定w#ライソン #クロッフル #ポケカ

♬ MISSION IMPOSSIBLE THEME – ウィンズスコアBFB

家電/アウトドア商品を販売するライソン株式会社。スーツ姿のサラリーマンが社内で急に流しそうめんをはじめたり、ペヤングを大量につくりはじめたて一同で食べはじめる。実は自社商品を紹介しているのだが、その意外性と社内の楽しそうな雰囲気が感じられて、商品宣伝と採用動画の効果も兼ねた非常に効果的なショート動画。フォロワー数14万人の人気インフルエンサーだ。

焼き鳥どん 日垣兄弟

@higakiyakitori

【飲食店あるある】飲食店なぁぜなぁぜ?お仕事編#シフト #バイト #居酒屋 #あるある

♬ オリジナル楽曲 – 焼鳥どん日垣兄弟 – 焼鳥どん日垣兄弟

都内の人気焼き鳥店のtiktok。居酒屋店内で巻き起こる悲喜交々をおもしろおかしくコント風に演じてエンタメとしての見応え充分なショート動画になっている。時にお客様との対応、時にバイトとのやりとりをすべて1人2役~3役で演じている。フォロワー23万人。プロフィール欄に「アルバイトの応募はこちらから」と記載されているのが秀逸。

座談会

社長や社員のインタビューや1人語りの動画だと、どうしてもかしこまった体裁になりがちです。座談会形式にすると、より社内のリアルな対話に近い空気感になり、視聴者は現場の臨場感に近いものを感じることができます。

上司と部下や同僚同士が対話することにより、社内での「本当の姿」に限りなく近い形を垣間見ることができるのです。

採用動画事例:座談会

株式会社日本通信サービス

事業支援ベンチャー企業社員が座談会形式で、質問形式を交えながら対話。スタジオ撮影やコミカルな編集を取り入れ、デザイン性の高い座談会動画に仕上がっている。

入社してからのプロセスを具体的な対話によってトークすることでリアリティのある情報を引き出すことに成功している。

株式会社デジタルホールディングス

社名の通り企業のデジタルシフトをサポートする株式会社デジタルホールディングスの採用動画。
新卒10年目という長期に渡って働く先輩社員の本音を聞き出す座談会方式をとっている。
入社後から現在に至るまでの苦労話やいい話だけではなく「しんどさ」をテーマにリアルなトークを展開するなど、嘘のない本当の話を聞くことができる。

インタラクティブ動画

動画広告にもさまざまな新しい技術が運用されています。ただ動画を視聴するだけではなく、動画上の商品をクリックして購入できるインタラクティブな動画販売がひとつの潮流となっています。
このインタラクティブ=双方向性の動画を採用動画にも組み込むことで、視聴者の積極的な参加を促し、より効果の高い広告として運用できます。

具体的には、動画の中に質問/選択項目を設け、答えを選択すると別の動画へ進めるというゲーム性を高めることで視聴欲求を高めることができます。

採用動画事例:インタラクティブ動画

明治安田生命保険相互会社

生命保険会社の社内を、1人称目線で行きたい場所を選択しながら自分が帯同しているかのように進行していく採用動画。

東宝タクシー

タクシー会社大手の採用動画。給与重視かライフワーク重視かで選択肢があり、視聴する側のニーズに応じて違う答えを選んでより有用な情報得ることができるという良さがあります。

LOCUSでは採用を目的とした動画の活用コンサルティングにも多数実績がございますので、採用課題を解決するための動画活用に興味がございましたらお気軽にお問合せください!

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