CLIENT INTERVIEWS 株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ様のインタビュー

株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ様

新幹線パーサーの仕事内容・魅力を伝え、内定承諾率を40%から70%へUPさせた採用動画とは

数ある職業の中から「新幹線パーサー」に興味を持ってもらうための方法として、動画の制作を決意。「仕事内容をわかりやすく伝える動画」と「見ている方の心をグッとつかむような動画」の2本を制作し、採用活動で活用したところ、内定承諾率を40%から70%へとUPさせることに成功。今回は、人事部人材開発課の東氏に、動画活用に至った背景や実際の効果などをお伺いしました。

※本インタビューはZoomを使用してオンラインにて実施いたしました。
※インタビュー内容は動画でもご覧いただけます。再生ボタンをクリックすると動画が流れます。

 

 

貴社の紹介と、所属されている部署のミッション・業務内容について教えてください

人事部人材開発課 東氏:弊社、株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズは、東京〜新大阪間を走る東海道新幹線をご利用のお客様に、喜んでいただくだけではなく、感動して頂けるようなサービスを提供している会社です。

 

事業内容と致しましては、まずお弁当やサンドイッチなどの製造、駅構内にある店舗の運営、東海道新幹線車内での車内サービス、その他オーストラリアからおつまみやワインなどの輸入、といった幅広い事業に携わっております。併せてスターバックスコーヒージャパンさんともライセンス契約を行っており、駅構内や駅商業施設などでのスターバックスコーヒーの店舗を運営しています。

 

私の所属している人事部人材開発課は大きな2つの柱に携わっています。まず一つは採用、それからもう一つが教育です。

 

「採用」に関しては、会社や仕事の魅力を発信し、様々な業種業態の企業がある中で弊社に興味を持ってくださる方を一人でも多く増やすこと、そして、弊社でぜひ活躍をしたいという方をさらに増やしていくということを行っております。

それから「教育」に関しては、入社後、各職場で自分らしく活躍することができるよう、職制別の研修を運営したり、通信教育の制度なども活用した教育サポートなどを行っている部署です。

 

 

 

貴社のビジネスにおける課題と、その解決策として動画を活用しようと考えた経緯をお聞かせ下さい

東氏:一言で「サービス業」と言いましても、世の中には様々なお仕事がたくさんあり、その中での新幹線パーサーの採用というところが難航していました。

 

そのような中で新幹線パーサーという職業が、「どんな職業」で「どのように東海道新幹線の中で活躍をしているのか」をわかりやすく伝えたいという想い。また、他の仕事ではなく、「この仕事に興味を持って欲しい」という想いが私たちの中にありました。「仕事のやりがい」や「仕事を通じての成長」といった観点は就活生が最も重視するポイントです。弊社の場合、そのような情報を伝えたいものの、実際の車内での職場見学など物理的に難しい状況がいくつかありました。その課題に対して、“パーサーの仕事内容ややりがい、成長”をリアルに近く、かつ、学生さんの心に訴えられる一番の手段としては「動画なのかな?」と思いましたので、御社に制作をお願いすることになりました。

 

 

 

 

LOCUSに動画制作をご用命いただいた決め手は何でしたか?

東氏:御社にお願いをさせて頂いたのは本当にクオリティが高いというところですね。私達は見ている方を惹きつけることができるような動画を作っていただきたいな、という風に考えていました。東海道新幹線がどんな乗り物で、どんなお客様が乗っていて、どういう風に過ごされていて、というような内容が、まだ東海道新幹線に乗ったことがない方にも伝わるような「車内の様子の動画」と、新幹線で働くパーサーになりたいと思ってくださる方を一人でも増やすために、「インパクトがあり見ている方の心をグッとつかむような動画」を作っていただきたいということで、2つの動画の制作を依頼しました。

 

どんな方にでも分かりやすく伝わるような動画で、かつ、その方の心に届くようなストーリー性というものを求めていたのですが、LOCUSの皆様は私たちの想いや伝えたいことをきちんと理解し、そういった気持ちや期待にも応えてくださりました。

 

 

    <東海道新幹線 車内の様子>               <エンディング動画>
   

 

 

 

制作進行時のエピソードとして、大変だったこと、印象に残っていることがあればお聞かせください

東氏:私たちは、「動画を見た就活生の方に、実際の新幹線パーサーの仕事について知って欲しい」という想いがとても強かったので、動画内でのパーサーの制服の着こなし方や、所作の一つであったり、お客様との関わり方までも本当に細部までこだわり指示を出させてもらいました。

 

例えば、パーサーにとって、身だしなみはとても大切な部分ですので、新幹線パーサーの帽子の被り方一つとっても、「眉毛が見えないように絵コンテを書きなおしてください」だとか、「もう少しワゴンのここの角度が見えるようにしてください」というような細かいリクエストもさせてもらいました。よりリアルに表現するため、社内の様子や新幹線パーサーのイメージがつきやすいように、色々とお写真も送らせていただきました。

 

今、現役で勤務しているパーサーが「え?これ実際と違うんじゃない?」と違和感を持つことがないようにということと、就職活動をしている学生さんたちが入社をした時に「あ!この動画は本当にこうだったんだ!」と納得してくださるような、そういった動画にしたかったので、細部までこだわりお願いをして作っていただきました。

 

 

 

制作した動画の活用方法を教えてください

東氏:最初に使わせて頂いたのはインターンシップのエンディングとして、就活生を応援するメッセージというような位置付けで動画を見て頂きました。また、オンライン説明会を開いた際にも、同じようにエンディングとしてこちらの動画を流させていただきました。

 

私達も最初にこの動画を見た時、本当に涙が出てしまうくらい感動しましたが、就職活動をしている学生さんたちには、この主人公と自分たちがリアルに重なったようで、皆さん涙を流して鼻をすすりながら帰っていく、そんな様子もお見受けすることができました。

 

エントリーしてくださった方には、何度でもこの動画を見ていただくことができるようにサイトに掲載したのですが、この動画のインパクトがすごく強かったようで、面接中に、動画に関する感想をたくさんいただくことができました。その中でも、「就職活動で東海道新幹線に乗車している」というシーンや、「就職活動がなかなか上手くいかなくて落ち込んでいるときに、新幹線パーサーに笑顔で話しかけてもらってすごく元気が出た」というシーンなど、「この動画の様々なシーンと自分自身が重なる」というお声は本当に多くいただきました。また、「自分も新幹線パーサーになってこの主人公のように誰かを元気にしたい」というお声もいただくことができ、私達もすごく嬉しい思いをたくさんさせていただきました。

 

 

 

制作した動画について、社内外からの反響はどうでしたか?

東氏:弊社の幹部にも動画を見てもらったところ大変気に入ったようで、人材開発課のメンバーは名刺の裏にQRコードを載せたんです、という話をしたところ、幹部も「私も載せたい」ということで同じようにQRコード付きの名刺を作成し、社外の方にも動画を見ていただく機会を作れるよう工夫しました。

 

社外からの反響としては、就活生に向けた説明会などで学校に訪問させていただくことがあるのですが、学校の先生から、「実際に新幹線に乗ったことがない方にも新幹線車内の様子がきちんと伝わるような内容になっていて良い」「どのようにパーサー達が活躍しているかが分かりやすかったので学校の教材としても使いたい」、というようなお声を頂きました。

 

また、先ほどのQRコード付き名刺で学校の先生と名刺交換をさせていただいた際には、その場で早速動画を見てもらうことができ、「生徒たちにもこんな仕事に就いてもらいたいと思いました」というようなご感想を頂戴することもありました。

 

具体的に、「この動画はどちらの会社で作られたんですか?」という質問をいただくこともありました。やはり学校様ですと、学校の説明動画やイメージ動画だったりで、動画の活用シーンも多いため、参考にしたいということでLOCUSさんをご紹介させていただきました。

 

 

 

動画を制作して良かった点はありますか?

東氏:良かった点は本当にたくさんあります。まずは、就職活動を頑張って下さっている学生の皆さんの心をグッと掴み、新幹線パーサーの仕事内容や魅了を伝えることができ、弊社に入社してくださる方が多くいたということが一点です。

 

二点目は、この動画を見て涙を流す現役のパーサーたちがたくさんいたことです。自分たちが新幹線パーサーになる前はどんな気持ちで就職活動をしていたのか、入社をして今ここに至るまでどんな経験をして、どんな思いで頑張ってきたのかということ、それがぴったりと重ね合わさったのか、この動画がきっかけとなって「仕事に対するモチベーションがあがった」「初心に戻ってまた頑張ろうという気持ちになった」というような声も挙がりました。

 

私も元々は新幹線パーサーとして入社しましたので、現役のパーサーが語っていたのと同じように、自分が乗務した時のことを「こんなお客様いたな」「あんな思いをしてきたな」など色々なことを思い出し、その時の気持ちと重なって、自分のやってきた仕事の魅力を再発見することができました。

 

 

 

動画を活用することで、ビジネス課題の解決はできましたか?動画を活用しはじめてからの変化があれば教えてください。

東氏:就職活動を終えた時点で、内定者の方々に弊社の就職活動についてアンケートを実施しました。「弊社に決めた決め手は何ですか?」という質問をさせていただいたところ、この動画だった、という回答もたくさんいただきました。

 

また、前年よりも内定者数も増えました。前年は内定を受諾していただくまで大体4割程度だったところが、動画を活用した年は7割程度になり、コロナ禍ではありましたが、この動画にすごく後押ししていただきました。

 

 

 

今後はどのような動画活用を検討されていますか

東氏:今、インターネットを通じてどこにいても色んな情報を収集できますし、採用もそのような時代ですので、出来るだけわかりやすく色々な方に伝わるような情報を発信していかなければならないな、という風に私たちも考えているところです。

その一つが、今回の採用動画だったというところもあるのですが、会社のパンフレット等もデジタル化できないか、採用サイトも分かりやすく伝わりやすいものに刷新できたらなという風に考えています。

 

 

 

ジェイアール東海パッセンジャーズ 東氏 (※Zoomにて撮影させていただきました)

 

 

株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ様の制作映像

企業プロフィール

株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ
JR東海グループの一員として、お弁当の開発・販売、飲食店舗(スターバックス)運営、東海道新幹線の車内サービスを行っている。

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