三朋企業株式会社様のインタビュー

三朋企業株式会社

動画だからこそ伝えることができるサービスの提供価値とは?

北関東最大級のダクト工事実績を持ちながらも、学生からの認知に課題を抱えていた三朋企業。その解決策として採用動画の制作を行い、動画を用いた効果的な採用活動を行っています。今回は、統括部長 兼 総務経理部部長の岡田氏と、総務経理部デザイナー兼採用担当の安田氏に、動画活用に至った背景や実際の効果などを伺ってきました。

三朋企業株式会社 (左)岡田氏 (右) 安田氏 ※Zoomにて撮影させていただきました

目的

・県内・県外問わずあまり認知されていない
・建設業の3K(きつい、危険、汚い)のイメージを払拭したい

効果

・動画からホームページを見て応募したという学生が4〜5倍に増えた
・動画を掲載した時期から、リクルートページやダクト工事のページの閲覧数が4〜5倍に増えた
・女子学生からの応募が増えた

※本インタビューはZoomを使用してオンラインにて実施いたしました。
※インタビュー内容は動画でもご覧いただけます。再生ボタンをクリックすると動画が流れます。

貴社の紹介と、所属されている部署のミッション・業務内容について教えてください

総務経理部デザイナー兼採用担当 安田氏三朋企業は、主に大きい工業施設や商業施設などの空調設備を行う会社です。空調設備業の中に、「ダクト」という空気を通る道がありますが、ダクト工事の実績が北関東最大級を誇っています。また、いくつかの業務を兼任で担当しているので、業務内容によってミッションも異なりますが、採用担当としてのミッションは、会社の認知度を上げてより多くの学生さんに三朋企業を知ってもらい、会社説明会や面接に参加してもらうことです。

統括部長 兼 総務経理部部長 岡田氏:元々は、デザイナーが欲しくて(安田氏を)採用したのですが、デザインの仕事以外にも、細かい事務関係のことから新卒採用まで全部、私が構想していることを具現化してくれる実行者です。「こういったことをしたい」と言うと、翌日くらいには「こんなのどうですか。」と形にして出してくれるのですごく頼りになります。

貴社のビジネスにおける課題と、その解決策として動画を活用しようと考えた経緯をお聞かせ下さい

安田氏課題は大きく2つありまして、1つは、弊社はダクト工事の実績は北関東最大級ですが、県内・県外問わずあまり認知されていないこと。もう1つは、建設業と言うとどうしても3K(きつい、危険、汚い)のイメージがあり、そうしたイメージを払拭したいということ。この2つの課題を解決するための施策として、動画活用の検討をはじめました。

岡田氏今の時代は、動画を見る文化がある程度成り立っているので、「何をやっているんだろう、この会社。」という最初の興味の部分を動画を通じて持ってもらえたらいいなと思いました。好きな芸能人なども、好きになってから「この人いくつなんだろう。」「出身どこなんだろう。あれ、地元が近いじゃん。」となるように、「何なんだろうこの動画。」と興味を持ってもらえるような動画を作り、この会社に入ってみたいなと思ってくれる方もいるだろうし、こんな空調関係の仕事もあるんだなと知ってもらえたらいいなという、1個の反問にでもなればと思い制作をしてみようと思いました。

LOCUSに動画制作をご用命いただいた決め手は何でしたか?

岡田氏やっぱり営業担当の笑顔ですかね。笑
あとは、面白そうなものを作ってくれそうな感じがしました。

真面目な話をすると、、当初は3社に見積もりを依頼していて、(LOCUSは)金額がちょうど真ん中くらいだったんです。ただ、こちらが要望している動画の内容が突拍子もない内容だったにも関わらず、最初の打ち合わせで色々なアイディアを膨らませてくれたので、この会社にならお願いできそう、という安心感が生まれました。

例えば、社長インタビューの動画だったり、うちの製造はこういうラインで行っています、という動画を作りたいという要望であれば、おそらくどの制作会社でもできると思います。一方、こちらから要望した内容は、「宇宙から何かが飛んできてそれをやっつけたい」「アルマゲドンのような動画を作りたい」というものでした。その内容を話したときに、クリエイターさんから「こんな感じですね、あんな感じですね」と色々なアイディアをいただき、「尖った動画を作りたい」という要望に対する想いが通じているな、フィーリングが合うな、と感じたのも制作を依頼しようと思った決め手です。

<映画の予告編のような動画にしたい>

<学生の興味を惹く動画にしたい>

動画を制作するにあたり、こだわった点を教えてください

岡田氏:よくある採用動画を作っても、三朋企業の魅力を学生に伝えるのは難しいだろうと思っていたので、「アルマゲドンの予告編のような採用動画を作りたい」という点にはこだわっていました。起承転結がわかりやすい方がいいと思い、「限られた時間の中で物事が起こり、みんなで試行錯誤する」というストーリーの中で、みんなで試行錯誤して持っている技術を駆使して一致団結するシーンを通じて、三朋企業の魅力を伝えられたらいいなと考えていました。「確かな技術と多くの実績があるので、どんなオーダーにも社員一丸となって対応します」というニュアンスだけでも伝わればいいなと。

制作進行時のエピソードとして、大変だったこと、印象に残っていることがあればお聞かせください

安田氏:大変だったことは、やはり(制作を依頼した時期が)コロナウイルスの第一波の時に重なったので、なかなか対面で打ち合わせをすることができず、基本的に電話やメール、Zoomでのやりとりになってしまったことです。対面の打ち合わせは東京と大宮での2回のみだったため、その点は非常に大変でした。

一方、印象に残っていることは、撮影現場に立ち合わせてもらった際、LOCUSの社員やクリエイターが、一人一人すごく頑張っているというか、120%の力を出し切ってこの動画をいいものにしようということが伝わってきて、こちらもモチベーションが上がった点です。撮影現場の立ち合い自体もとても面白く、印象に残っています。

また、LOCUSの会議室をロケ地として使用させてもらったのですが、現場には専門用語を下調べして飾ってある小道具があったり、みんなでダクトのポスターを貼ったり、その場で急遽エキストラの方に参加してもらい撮影を行ったり、と撮影現場がとても面白かったです。撮影終了後の、最後の見送りまで丁寧に対応してもらったこともとても印象に残っています。

制作した動画について、社内外からの反響はどうでしたか?

安田氏:社内で動画を見てくれた人からは、大体「壮大すぎる!」と言われますね。笑

また、社外からの反響としては、女子学生からの応募が増えました。「YouTubeで採用動画を見て応募しました」「予告編・本編どちらも見ました」と言ってくれる学生が多く、動画からホームページに飛んで、会社のことを調べた・実際に応募したという方も多くいました。なので、学生の興味を惹くような動画を制作・活用することで会社の認知拡大に繋げるという点では大いに効果がありました。

<実写シーン>

※実写とアニメーションを使い分けて演出を行いました

<アニメーションシーン>

動画を活用することで、ビジネス課題の解決はできましたか?動画を活用しはじめてからの変化があれば教えてください

安田氏:母集団形成・興味喚起・認知拡大という点では概ね解消できたと思います。実際に、去年と比較して、動画からホームページを見て応募したという学生が4〜5倍に増えました。動画はYouTubeへの掲載以外に、自社ホームページに「動画」というページを用意し閲覧できるようにしているのですが、Google Analyticsのデータを見ると、「トップ」「会社概要」の次に、「動画」のページが閲覧されています。その次に閲覧数が多いのがリクルートページやダクト工事のページになっていて、動画を掲載した時期から、閲覧数が4〜5倍に増えていることをデータ上でも確認できています。

岡田氏:今回制作した動画の中にも、ホームページの「動画」ページにも「あなたを求む!」というような募集文言はないのですが、ちゃんと学生に届いたんだなぁということを実感しています。

今後はどのような動画活用を検討されていますか

岡田氏:こういう施策は、1度作っておしまいではなく継続的に取り組んで行かないと全く効果がないと思っています。1回でおしまいにしてしまうと、せっかく作った1回目のものも冷めてしまうので、やり続けることで「またこの会社、こんなことやってるよ」と思ってくれる人を増やし、3回・5回と取り組むことで継続的なヒットを狙いたいです。動画というのは廃れない文化だと思うので、継続して制作・活用をしながら長いお付き合いができればいいなと思っています。


三朋企業株式会社様の制作動画
採用ブランディング動画

三朋企業株式会社

高崎・前橋・伊勢崎に拠点を置き、『空調設備工事のワンストップサービス』を目指し、ダクト制作、工事・エアコン工事・板金製作を行っている。

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