『ゼクシィ』、『カーセンサー』、『リクナビ進学』など、斬新かつ革新的な切り口で日本のライフイベントメディアをリードするリクルートマーケティングパートナーズ。時代を動かす巨大コンテンツの一部として動画がさまざまな場面で活用されています。
ウェブマーケティングのあり方を的確に見据える同社執行役員の櫻井康平氏に、動画広告・動画マーケティングの活用方法や今後の方向性についてお伺いしました。
執行役員 ネットビジネス本部 プロダクトマーケティング部 櫻井氏
櫻井氏:動画は「表現方法の一つ」だと捉えています。旧来はウェブはテキストと静止画の表現しかありませんでしたが、インターネットの回線が強くなり、各プラットフォーマー側の対応が進んだ現在では、動画という表現方法が加わり、さらにはVR(バーチャルリアリティ)も可能になりました。
もちろん、テキストはそれ自体、優れたコミュニケーションだと思いますし、静止画はそれ固有の特性があります。
動画の特性は短い時間でボリュームのある情報量を一度にユーザーに伝えることができること。私自身、マーケッターとして動画は重要視しています。
櫻井氏:コンバージョン数やビュー数、サーチ数、閲覧数などが重視されがちですが、「動画だからこの指標」という決まったものはなく、キャンペーンの目的によって指標が決まると思っています。動画はあくまで手段の一つ。目的を達成するための表現方法として動画が一番適していると判断した場合に、効果的に活用しています。
たとえば、『カーセンサー』のキャンペーンでは、熊本出身の話題のロックバンドWANIMAとタイアップして『カーセンサー』のCMソングを歌っていただき、そのメイキング映像も一緒にウェブサイトで配信して再生回数を飛躍的に伸ばしました。
動画は『カーセンサー』の特設ページのみで見られるようにしたので、今までリーチできなかったユーザーにもサイトを訪れてもらえ、結果として『カーセンサー』のエンゲージメントを高められたのではないかと思います。「どうやってバズらせよう」と下心を出すよりも、より品質の高い適切なものを配信すればバイラル効果が得られると実感しましたね。動画のクオリティに徹底的にこだわったことがよかったと思っています。
櫻井氏:広義の動画広告では、弊社はテレビを多く使用していますが、最近では運用メディアの中でも動画を多用しています。また、広告だけでなく社内のインナーコミュニケーションでも動画を活用していますので、「動画だからコレ」といった決まりはないですね。
運用型広告ではCPA(ユーザー一人当たりの獲得単価)で、施策の良し悪しを判定するタイプの広告メニューで動画を使うことが多くなってきました。プラットフォームが動画に対応したことにより、配信数もどんどん増加しています。
動画広告メニューのコンテンツにおいても、「Facebook広告はオーディエンスの切り方が細かく設定できるから、配信基盤ごとに素材を分ける」など、プラットフォームによってそれぞれ工夫をしています。
櫻井氏:『カーセンサー』や『ゼクシィ』の広告用映像や事業紹介映像など、10本近くを制作してもらいました。
直近では、『カーセンサー』がリーチしていなかった層に対して、どのような動画がその層のインサイトに刺さるのかを試すために、A/Bテストのような形で、素材を分けて動画を配信したのですが、こういった領域はLOCUSさんの得意分野だと思います。
一定のクオリティを保ちつつ比較的安価で動画を作成してもらえる御社だからこそ、A/Bテストのような動画の使い方ができました。ほかにもトライアルとして使用するなど、カジュアルに活用できるのがいいですね。
▼カーセンサー保証サービスプロモーション動画
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櫻井氏:弊社の動画作成の目的をうまく汲み取っていただき、ディレクションの意に適った映像に仕上げていただいています。
比較的安価でかつクオリティの高い動画を作っていただけるということがLOCUSさんの一番の強みだと思いますが、それに加えて、営業担当者をしっかりつけてもらえるのでコミュニケーションも取りやすいです。レスポンスも早く、納期までに時間がない時にもきちんとご対応いただけるのは、大変助かりますね。
コスト、クオリティ、スピードの面でもオーダーしやすく、今後も得意分野を生かした動画制作をお願いできればと考えています。
櫻井氏:自社で実現できることでは、キャンペーンの目的を達成するために、動画というコミュニケーションの勝ち筋を自分たちで磨きこんでいく必要があると思っています。弊社の勝ち筋はPDCAサイクルの速さとその精度の高さです。動画を活用した運用メディアについても、弊社でディレクションを重ねて新たな勝ち筋を見つけていきたいですね。
また、先のリオ・オリンピックでは、スマホで動画を見る機会が増えた方も多かったのではないでしょうか。ウサイン・ボルトが金メダルを獲得したときの表情や2位選手との開きなど、躍動感のある情報が一度に伝えられるのが動画のよいところです。
しかし、どうしても通信環境や通信量によっては、必ずしも動画が優れているというわけではありません。たとえば、テキストは速報性に優れており通信量も少ないので、毎日閲覧するのに適しています。それぞれのコミュニケーションの特性を意識しながら使用する情報形態を選択するのが、マーケッターやディレクター側に求められるスキルだと思います。
カーセンサー保証サービスプロモーション動画
「直売カーセンサー」サービス紹介動画
「ゼクシィ相談カウンター」紹介キャンペーン動画
株式会社リクルート
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