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活用広がる「360°動画」の基本的な制作手順と、特性を活かした企画アイデア

360°動画は「全天球動画」「パノラマ動画」などとも呼ばれ、視聴者が全方位好きな視点から対象物を見ることができる動画です。PCではマウスやタッチパネルで見る角度を操作できます。スマートフォンではジャイロセンサーが働くため、向きや傾きを変えることで視点を動かすことができます。さらにVRビュワーを使用すれば、頭の動きに連動して視野が変化するため、一種のVR(Virtual Reality)動画としても注目されています。



そんな360°動画ですが、近年、YouTubeやFacebookが次々と対応を発表したことから、マーケティングへの活用にも注目が集まっています。そこで今回は、具体的な活用事例や制作方法と共に、360°動画を効果的に利用するヒントをご紹介します。


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目次[非表示]

  1. 1.配信場所によるメリット・デメリットと事例紹介
  2. 2.意外と簡単な360°動画の制作方法
  3. 3.360°動画と相性抜群の4つの企画アイデア
  4. 4.まとめ



配信場所によるメリット・デメリットと事例紹介

YouTube/Facebook

YouTubeやFacebookのメリットは、制作から公開までが手軽な点です。詳しくは後述しますが、YouTubeでは対応機材で撮影した後、メタデータを登録し、アップロードすれば、自動的にデータが変換されます。Facebookでもほぼ同じ手順でアップロードが可能です。もちろんウェブサイトへの埋め込みも可能なため、自社サイトに360°動画を置いて、商品説明やサービス紹介などに活用することも可能です。

デメリットは視聴環境が制限される点で、Webブラウザによって再生不可の場合があります。またモバイルデバイスも「公式アプリからの閲覧のみ対応」など、一定の条件があります。


事例:商品の疑似体験


アウトドアブランド「snow peak(スノーピーク)」は、同社の製品であるドームテント内部の様子を360°見渡せる動画をYouTubeにアップロードし、ホームページ内の商品紹介ページに掲載しています。写真だけでは伝わりにくいテント内部の詳細が分かるとともに、実際に商品を使用している感覚を視聴者に疑似体験してもらうことができます。



事例:テーマパークの紹介



Walt Disney Worldは、Facebookの360°動画でディズニーランドのさまざまな場所やアトラクションを紹介。ジェットコースターに乗りながら後方の景色を見るなど、現実では難しい視点も楽しむことができ、これまでになかった新たな魅力を訴求しています。


ウェブサイト

一方、ウェブサイト上の360°動画は多くの視聴デバイスやブラウザに対応させるため、SNSへのアップロードと比較すると実装に手間がかかります。しかし、360°以外にもインタラクティブ要素を付加できたり、視聴者の環境ごとに見せ方を最適化できるなど、自由度が高い表現が可能となります。


事例:バーチャル体験


サイト:https://nerimaru-land.nerimakanko.jp/


練馬区のPRを目的として制作されたサイトです。アトラクションについているアイコンを押すと、アトラクションの説明が見ることが可能です。さらに「これに乗る」ボタンを押すことでアトラクションを360°で体験することができます。



意外と簡単な360°動画の制作方法

今回はもっともシンプルで簡単なYouTube/Facebook向け360°動画制作の方法をご紹介します。


1. 360°動画を撮影する

もっとも簡単な撮影方法は1台で360°撮影が可能なカメラを用意することです。


2. メタデータを付与する

一部のカメラや編集ソフトでは、360度動画のメタデータが自動的に追加されない場合があります。その場合、YouTubeが提供する「360 Video Metadata」アプリケーションを使用して、メタデータを手動で追加する必要があります。


3. アップロードする

メタデータを付与した動画であれば通常の方法で動画をアップロードすれば完了です。

▼参考

・360動画をアップロードするにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター
https://www.facebook.com/help/828417127257368


・360 度動画のアップロード - YouTube ヘルプ
https://support.google.com/youtube/answer/6178631?hl=ja



360°動画と相性抜群の4つの企画アイデア

360°動画はこれまでになかった臨場感ある視聴体験を提供でき、VRビューワーを利用すればさらに没入感が増します。この特性を活かした360°動画と相性の良い動画コンテンツをいくつか挙げてみましょう。


ストーリー性がある動画


VRビューワーを装着すれば自身の頭の動きに合わせて全方位を視聴できるため、ドラマのようなストーリー性のあるコンテンツでは視聴者が主人公になった感覚を味わえます。


疑似体験動画


施設やイベントを撮影しコンテンツ化すれば、疑似体験が可能になります。観光PRや音楽ライブ、施設案内など幅広い用途への応用が考えられます。


エンタテインメント性のある動画

自分で動画を操作できるので、エンタテインメント性の高い仕掛けを組み込むのも効果的です。


自分で動画を操作できるので、エンタテインメント性の高い仕掛けを組み込むのも効果的です。

臨場感のある動画


スポーツなども相性が良いと言えるでしょう。普段見ることのできない選手の目線を体験できたり、試合会場の雰囲気などを楽しむことができます。



まとめ

上記コンテンツ以外にも、アイデア次第でさまざまな企画が考えられます。 そしてVR動画を含め、360°動画が今後もっと普及すれば、映像は受動的に視聴するものではなく、積極的に「体験」するものになっていくかもしれません。意外と簡単に実施できる360°動画。試してみる価値はありそうです。


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