
動画×診断コンテンツがマーケティングに有効なワケとは?事例とともに紹介!
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診断コンテンツとは?
診断コンテンツとは、設定されたいくつかの質問に対するユーザーの回答をもとに、特定または不特定の結果を出すコンテンツのことです。 代表的なものとしては、性格診断や、キャラクター診断、パーソナルカラー診断のようなものが挙げられます。(みなさんも一度は体験したことがあるのではないでしょうか?) これらは全て、「自分だったらどういう結果になるのだろう?」という好奇心を煽るもので、ついつい参加してしまうユーザーは多いです。
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診断コンテンツがマーケティングやプロモーションに有効な理由
まず初めに、「なぜ診断コンテンツは参加ハードルが低いのか」「なぜ診断コンテンツは広告感がないのか」など、診断コンテンツがマーケティング手法としてなぜ効果的なのか、理由を解説していきます。
ユーザーの能動性
①ユーザーは自己の認識をしたいから
1つ目の理由は、自分に興味があると感じる人が多いからです。 みなさんもこれまで、性格診断や心理テストを通して、初めて知る自分の性格に驚いたことや、納得したことがあるのではないでしょうか。
実際に博報堂生活総合研究所の調査では、20~60代の男女へ「自分自身の情報に興味がありますか、不安を感じますか?」という質問に対し、「興味を感じ、積極的に知っていきたい」と答えたのは73.2%と、多くが自己の認識を望んでいるという結果が出ています。
(参考:調査博報堂生活総研、"マイビッグデータ"に関する 意識調査を実施)
そのため、ユーザーは質問に回答して、自分の興味や嗜好、状態などが知れる診断コンテンツを体験してくれやすいのです。
②人は自身を表現したいから
人が持つ欲求の一つに「承認欲求」というものがあります。 この性格や考え方など自身についてをほかの人に知ってほしいという承認欲求は、「自身についての診断、そしてそれをSNSでシェアできる」という仕組みが基本の診断コンテンツと相性が良いです。そのため、ユーザーの承認欲求を満たす機会を提供できる診断コンテンツはSNSから広がりやすいのです。
③パーソナライズした商品訴求をしてくれるから、熱を持って理解してくれやすい
自分の悩みや興味をもって診断され、訴求された商品・サービスは、ユーザーにより自分ごと化されやすくなります。 自分ごと化されることで、ユーザーが「この商品・サービスは自分に必要である」と感じる可能性も高まるので、売上や予約、エントリーなどのコンバージョンに繋がりやすくなるのです。
ユーザーからの拡散性
④周りの人がシェアしているものをシェアしたい
現代になりSNSが普及したことで、昔のような企業による広告宣伝よりも、第三者によるレビューが信頼されやすくなりました。そのため、ユーザーからのシェアにより広がった診断コンテンツを知ったユーザーの一定数はコンテンツを体験、さらにシェアしてくれます。
そういった反応がおこると、「信頼できる第三者が体験し、シェアしたコンテンツ」としてほかのユーザーの体験を呼び起こすという連鎖反応がおこるのです。 このように、人は知り合いやバズっているコンテンツに興味を持つため、診断コンテンツはこの点でもSNSと相性が良く、優れた広告宣伝手法なのです。
診断コンテンツのメリットと相性の良い商材を紹介
診断コンテンツにより期待できる効果、メリット
大きく3つの効果・メリットがあります。
①マーケティングリサーチに有効
診断コンテンツは先述した通り、設定されたいくつかの質問に対するユーザーの回答をもとに、特定または不特定の結果を出すコンテンツのこと。 そのため、質問の内容を工夫することで、どんな人がどんなことに興味を持っているのかなど、マーケティングリサーチにも使えるのです。
例えば、下記のDaiwa Houseの診断では、家に関する理想を聞く質問を通して、おすすめの家を提案するというコンテンツですが、質問を通してどんな家の需要が多いのかを測ることができます。
Daiwa House「LiveStyle START UP NAVI」
②ブランドや商品への理解を深める
診断コンテンツは普通のプロモーションと異なり、ユーザーの悩みや興味に合わせた商品・サービスの訴求により、ユーザーが商品やブランドを自分ごと化してくれやすくなります。
例えば、下記の日本旅行「旅行先診断」では、旅行に関するいくつかの質問を通して、ユーザーにピッタリの旅行先を紹介してくれます。 これにより、ユーザーに対し、紹介した旅行先への愛着を湧かせ、広告感なくそのまま予約の検討を促すことができるのです。
③リード獲得
リード獲得を目的としたマーケティングと診断コンテンツは相性が良く、用いられやすいです。 理由は、人が持つある欲求に関係しているのですが、その欲求とは、「自分が選択した未来をみたい」というものです。 診断コンテンツはこれまで説明してきた通り、最終的な診断結果をゴールに、いくつか質問をしていくというものです。そのため、結果画面は情報登録してからとなっても、離脱は比較的減りづらいのです。
例えばこちらの「ペアーズエンゲージ」の婚活タイプ診断コンテンツでは、性格の特徴から婚活のアドバイスをするというもので、診断コンテンツの特性をうまくとらえ、ユーザーに対し、自然に情報登録を促すことができている事例となります。
ペアーズエンゲージ「婚活診断」 ※現在、サービスは終了
診断コンテンツに向いている商材
続いては、診断コンテンツと特に相性の良い商材を紹介します。
診断コンテンツは人の興味や悩みに合わせて商品を訴求できるため、化粧品のような訴求ポイントが複数ある商材や、保険のような目的に合わせて紹介する商品が異なる商材との相性が非常に良いのです。
1つの商品で複数訴求があるもの
・コスメ ・健康食品 ・化粧品 など
目的に合わせて訴求する商品が異なるもの
・スクール ・保険 ・不動産 など
インタラクティブ動画を使った診断コンテンツとは
診断コンテンツについて、その優れた点や事例などお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。診断コンテンツが広告宣伝手法としてなぜ優れているかがお分かりいただけたかと思います。
この診断コンテンツを使ってより効果を出したいという方には診断コンテンツと相性の良い「インタラクティブ動画」と組み合わせることをお勧めします。
インタラクティブ動画とは、動画内にタップすることができるボタンを設置することで、視聴者がリアルタイムでアクションを起こすことができる動画です。さらに、選択次第でストーリーを変化させたり、視聴者が気になる部分をタップするとその詳細を表示させたりすることができるため、能動的な視聴を促すことができます。
そのため、視聴者の選択次第で結果が変化する診断コンテンツとは非常に相性がよく、より能動的な参加を促すことができ、結果につなげることができます。 次では実際にインタラクティブ動画を用いた診断コンテンツ事例を紹介します。
診断コンテンツを用いた事例をご紹介
BULK HOMME様
この動画では、「スキンケアについてのクイズ」と「自身の肌診断」が1つの動画内でできるという内容になっています。スキンケアについていくつか問題に答えることで自身の理解度を知ったり、肌診断をおこなうことで自身の肌の性質について理解できます。 また、特に肌診断後は視聴者に合った商品が訴求されることで、違和感なく購買につなぐことができる事例となっています。
AKAMEE様
こちらは表参道の美容室「AKAMEE」様の診断コンテンツ事例です。 動画内では髪質診断コンテンツが用意されており、自身の髪のタイプや悩みなどの質問に答えることでAKAMEE様で可能な、視聴者に合ったトリートメントが提案されるため、より視聴者の来店意欲を促進することができた事例となります。さらに動画内から予約サイトに遷移することが可能なため、比較的熱意が高いまま予約をしていただくことが可能となります。
まとめ
仕組みを理解して、有効的な診断コンテンツを作りましょう!
いかがでしたでしょうか。ここまでお話ししてきた通り、ファンを作りやすく、さらにSNSとの相性も良く拡散につなげやすいというマーケティングには有効な手法だとお分かりいただけたと思います。 さらにインタラクティブ動画上で診断コンテンツを展開することで、より能動的な視聴、そして理解を促進させることができるため、広告感のない商品・サービス訴求が可能となります。
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