世界最大級の動画プラットフォームであるYouTubeは、2005年12月に提供が開始されたオンライン動画配信サービスの先駆であり、2006年11月にGoogleによって買収が行われ、日本国内においては2007年6月から正式にサービス開始されました。今では、日本の月間利用者数は6,200万人にも上り、国民の大半が利用している動画配信サービスとなっています。
・月間ログインユーザー数 20億人
・日本の月間利用者数 6,200万人
・日本の18~64歳のYouTube利用率 82%
・有音再生率 95%
・商品をYouTubeで調べるスマホユーザー 90%
・モバイルからの視聴時間 70%以上
上記のデータからも分かる通り、動画プラットフォームでは、YouTube単独で大半のユーザーをカバーが可能。
また、 SNSの利用者数は増加傾向にある中でも特にYouTubeはLINEに続くシェア率を獲得しているだけでなく、 近年では娯楽としての活用だけではなく情報収集の場としても活用が広がっており、日本においてはTwitterの影響力が大きいですが、YouTubeを情報収集の参考にする層は検索エンジンと同様というデータもございます。
※TW:Twitter、SE:検索、YT:YouTube、TV:テレビ、IG:Instagram
参考:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」, SHIBUYA109 lab.「イマドキ男子の実態調査-大学生の男女比較-」, リクルート「就職白書」を基に加工
YouTubeでの動画視聴が日常に浸透をし、企業のマーケティングや採用活動等においてもYouTubeを意識した動画制作の依頼や、YouTubeチャンネルを開設したいというご相談も増加傾向にあります。弊社が多数のYouTubeチャンネルのコンサルティング手掛けている中での知見を基に企業のYouTubeチャンネルの運用目的を分類すると以下6つに集約されます。
チャンネル運用目的 – 主な6つの目的 –
法人YouTubeチャンネルの運用目的は6つあり、それぞれにおいて見るべき指標や運用方法、クリエイティブの方向性が異なる。
① ブランディング目的
YouTubeチャンネルを活用し、動画を活用してブランドイメージの醸成、エンゲージメントを増加させることを目的とした運用。
<見るべき指標>
インプレッション数、クリック率、再生回数、平均再生率、ユニーク視聴者数登録者数、コメント数、評価数
② サイト遷移目的
YouTubeチャンネルを活用し、ターゲットに合わせた動画コンテンツを通じて、自社サービスサイトへの遷移率を最大化させることを目的とした運用。
<見るべき指標>
インプレッション数、クリック率、再生回数、平均再生率、サービスサイトへの遷移数
③ タイアップ目的
自社YouTubeチャンネルをメディアとして活用し、掲載企業様を増加させることを目的とした運用。
<見るべき指標>
インプレッション数、クリック率、再生回数、平均再生率、視聴者属性
④ 収益目的
YouTubeチャンネルを活用し、再生回数で収益を得ることを目的とした運用。
<見るべき指標>
インプレッション数、クリック率、再生回数、平均再生率
⑤ 格納目的
TVCMや動画広告、営業ツール動画等自社内の社内外でシェアできるための格納場所として活用する運用。
<見るべき指標>
チャンネルの見やすさ
⑥ お問い合わせ数削減目的
説明動画、マニュアル動画を格納し、お客様からのお問い合わせ数の削減を目的とした運用。
<見るべき指標>
インプレッション数、クリック率、再生回数、平均再生率
※見るべき指標に関しては、上記を基本としつつも、運用の中で新たな指標を追加/変更する可能性あり。
YouTube動画 制作のポイント①
弊社がYouTubeチャンネルの分析・コンサルティングを行う中で得た実績から、最も基本かつ重要な考え方が下記になります。
視聴者目線でコンテンツを考えること
↓
視聴者は主に以下4要素から動画を見る/見ないを選んでいる
①【共感】できること:例)自分と同じ境遇にいる方の発信等
②【憧れる】こと :例)自分の憧れる生活、技術、人、環境、生き方等
③【タメになる】こと:例)記事より分かりやすく知識になること等
④【解決できる】こと:例)知りたいこと・使い方がわかること等
上記を意識し、ターゲットが求めている情報を盛り込み、ユーザーにとって価値がある動画(チャンネル)と認識してもらうことが重要です。
YouTube動画 制作のポイント②
視聴継続のため、従来の動画コンテンツに多かった「Hill型(起承転結型)」の構成ではなく、冒頭に山場を持ってくる「HeartBeat型(心電図型)」にすることで、冒頭での離脱を防ぐことができます。
Googleが提唱する心電図型の動画構成
参照:YouTube 広告 1,000 本以上の分析でわかった「アクション」につながる広告、つながらない広告
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-action/
YouTube動画 制作のポイント③
色々なフレームワークを駆使し、他社分析などをいくら行ったとしても、どのような動画がフィットするかは配信をしてみないと分からないのが実態です。
動画制作をする前に、各動画を訴求内容・カテゴリ・演出軸で分類分けを行い、網羅的に動画の企画を用意して効果を検証することがおすすめです。複数の動画コンテンツを配信した結果をYouTubeの管理画面を用いて、どのような軸であれば再生数や登録者に貢献しているかを把握し、効果的な企画を特定することで視聴者が求める動画の量産が可能となります。
LOCUSではYouTube向けの動画制作に限らず、YouTubeチャンネルに特化したコンサルティングチームを保有しています。
LOCUSのYouTubeチャンネルコンサルティングの特徴は以下となります。
❶ 動画コンサルティング事業も含め実績多数
累計15,000本/1,700社以上の実績からなる確かなコンサルティング力とコンテンツ制作力。またそれらの実績に基づき、各メディアを跨いだ横断的な施策の実施が可能。
❷ 分析に重きを置いた運用方針
市場分析/競合分析を実施した上での運用を実施していくことで、戦略的な運用の実現、またそれによる運用のためのデータの獲得も可能となる。
❸ 固定チームでの迅速な対応
初回分析から実際の運用、振り返りまでを一貫して同じチームが担当。それにより、よりスピーディーな対応/コミュニケーションエラーの回避が可能となる。
❹ お客様ごとに最適なサポート内容での運用
本サービスでは固定のサポート内容を設けておらず、お客様ごとに内容をカスタマイズ。それにより、お客さまの課題に最大限寄り添った運用が可能。 ※途中でのご調整も可能。
❺ 運用実績からなる独自のフレームワーク
これまでの運用実績によって作り上げた弊社独自のフレームワークも取り入れた運用を実施。
LOCUSではYouTubeチャンネルコンサルティングに限らず、広告から販促、採用、研修、IR、ハウツーなど幅広い目的の動画活用の実績やノウハウを保有していますので、動画制作を本格検討されていない場合においてもお気軽にご相談ください。