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2023-04-25 11:42

タイムラプスとは?撮影の仕方やポイント、事例などについて解説

タイムラプスとは、長時間にわたって撮影された映像を高速で再生することで、時間を圧縮して表現する手法です。例えば、雲の流れや太陽の動き、花が開く様子など、普段目にすることのできない動きを見ることができます。スマートフォンでのタイムラプスの撮影方法は、以下のような手順です。

スマートフォンでのタイムラプス動画の撮影方法

・カメラアプリを起動し、撮影モードを「タイムラプス」に設定します。

・撮影したい被写体をフレーム内に収め、撮影開始ボタンを押します。

・撮影を終了するときは、再度撮影ボタンを押すか、指定した時間が経過すると自動的に撮影が終了します。

・撮影された動画は、カメラアプリ内で再生することができます。

 

個人でも簡単に撮影する事が出来るので、個人が趣味などで投稿をしているタイムラプスの活用シーンとしては、以下のようなものがあります。

タイムラプスの活用シーン

・日の出や日の入りの風景

・都市の夜景

・人々の移動や活動

・天候の変化(雨、雪、雷など)

・建物の建設工事の進捗状況

・花の開花や落葉などの季節の移り変わり

 

スマートフォンのカメラでも手軽に撮影できるため、趣味の撮影やプロモーション映像の制作などにも利用されています。タイムラプスは、撮影した映像を一定間隔で撮影した画像をつなぎ合わせることで、時間を圧縮した映像を作り出す手法です。時間経過を加速して表現することができるため、長時間の変化を短時間で表現することができます。

タイムラプスの撮影には、以下のようなポイントがあります。

タイムラプス撮影のポイント

カメラの設定

タイムラプスの撮影には、一定の設定が必要です。例えば、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、露出補正などを調整する必要があります。また、電池の持ちやすさなども考慮する必要があります。

被写体の選定

タイムラプスの被写体には、長時間にわたって変化するものが適しています。例えば、雲の流れ、太陽の動き、花の開花などがあります。また、撮影場所や角度、時間帯なども重要な要素です。

撮影間隔の設定

タイムラプスの撮影では、一定の間隔で画像を撮影する必要があります。撮影間隔は、被写体の動きや変化に合わせて設定する必要があります。一般的には、数秒から数十秒程度の撮影間隔が一般的です。

撮影時間の設定

タイムラプスの撮影時間は、被写体の変化や動きに合わせて設定する必要があります。長時間の撮影では、電池消耗やストレージ容量の問題が発生するため、注意が必要です。

画像の加工・編集

タイムラプスの撮影で得られた画像は、編集ソフトなどを用いて加工や編集を行うことができます。例えば、速度の変更やトリミング、音楽の追加などを行うことができます。

タイムラプスの具体的な事例としては、建物の建設工事や花火大会など、長時間にわたる変化や動きが見られるものがあります。また、スマートフォンのカメラでも手軽に撮影できるため、趣味の撮影やSNSにアップする動画制作などにも利用されています。

 

タイムラプスは、長時間にわたる変化を短時間で表現することができるため、様々な分野で活用されています。以下に、具体的な活用事例をいくつか紹介します。

 

タイムラプスの活用事例

建設工事の進捗管理

建設工事現場でのタイムラプスの撮影は、工事の進捗状況を管理するために有効です。建設工事は長期にわたるため、時間経過を短時間で表現することで、進捗状況を一目で把握することができます。

観光地の風景の紹介

タイムラプスを使った観光地の紹介映像は、観光客の興味を引き付けるために効果的です。例えば、夜景や自然の風景などをタイムラプスで表現することで、より魅力的な映像を制作することができます。

自然現象の観察

自然現象の観察にも、タイムラプスは有効です。例えば、雲の流れや月の満ち欠けなどは、タイムラプスで表現することで、より美しい映像を制作することができます。

芸術作品の制作

タイムラプスは、芸術作品の制作にも利用されています。例えば、絵画や彫刻の制作過程をタイムラプスで表現することで、制作工程を見ることができます。また、ダンスや演劇のパフォーマンスをタイムラプスで表現することで、よりダイナミックな映像を制作することができます。

SNSやWeb広告の動画コンテンツ

SNSやWeb広告の動画コンテンツにも、タイムラプスは利用されています。例えば、商品の製造過程やイベントの様子をタイムラプスで表現することで、より興味を引く映像を制作することができます。

製造工程の紹介

製造業界では、商品の製造工程をタイムラプスで表現することで、商品の品質や製造技術のアピールに活用しています。また、製品の開発過程をタイムラプスで表現することで、製品の開発に関わった社員の取り組みをアピールすることもできます。

店舗のリニューアル

小売業界では、店舗のリニューアルの様子をタイムラプスで表現することで、新しく生まれ変わった店舗をアピールすることができます。また、店舗のリニューアルに関わった社員の取り組みをアピールすることもできます。

企業のPR映像

企業のPR映像としても、タイムラプスは活用されています。例えば、企業のオフィスや工場の様子をタイムラプスで表現することで、企業の雰囲気や社員の取り組みをアピールすることができます。

イベントの映像制作

企業が主催するイベントの映像制作にも、タイムラプスは活用されています。例えば、展示会やコンサートの様子をタイムラプスで表現することで、イベントの盛り上がりや来場者の様子をアピールすることができます。

 

以下に、具体的な企業のタイムラプス活用事例をいくつか紹介します。

新国立競技場

2019年11月に完成をした新国立競技場の36ヶ月の軌跡をタイムラプス動画でまとめた動画となります。国立競技場の解体から新国立競技場が竣工されるまでの様子をタイムラプスで撮影。タイムラプス映像は、建設現場の様子を一目で把握することができるため、建設業界のみならず一般の人々にも注目されています。

JAXA

新型宇宙ステーション補給機を筑波の宇宙センターから遠隔で運用する管制室のリニューアル工事のタイムラプス動画をYouTubeでアップしています。

ホテルモントレ

ホテルモントレ横浜の屋上から横浜港の美しい景色を撮影したタイムラプス動画となります。

ANA

成田空港の景色をタイムラプスで撮影しました! 飛行機が行き来する様子や、夜の空港の映像は迫力満点!

前澤監督作「地球一周タイムラプス」

起業家である前澤氏が宇宙旅行期間中に地球を一周している様子をタイムラプスで撮影!前澤氏が宇宙旅行に行かなければ見ることが難しい貴重な映像となります。

 

タイムラプスの動画を配信する際には、配信先を選ぶことが重要です。以下に、タイムラプスの動画を配信する際のおすすめの配信先をいくつか紹介します。

タイムラプス動画の配信先

YouTube

YouTubeは、世界中の人々がアクセスできる動画配信プラットフォームであり、広く普及しています。また、YouTubeは広告収入を得ることができるため、動画制作者にとって収益源となる可能性があります。

Vimeo

Vimeoは、YouTubeと同様の動画配信プラットフォームですが、ビジネス向けの機能が充実しているため、企業が利用することが多いです。また、Vimeoは高品質な映像を配信することができるため、映像制作者が作品のクオリティを重視する場合にも適しています。

Instagram

Instagramは、写真や動画を簡単に投稿できるSNSであり、特に若年層に人気があります。また、Instagramのタイムラプス機能を利用すれば、手軽にタイムラプスの動画を投稿することができます。

Facebook

Facebookは、世界中の人々が利用するSNSであり、写真や動画の投稿が可能です。また、Facebookにはビジネス向けの機能があり、企業がタイムラプスの動画を投稿し、広告を出稿することもできます。

ニコニコ動画

ニコニコ動画は、日本国内で人気の高い動画配信サイトであり、アニメやゲームなどのコンテンツが豊富です。また、ニコニコ動画は視聴者がコメントを投稿することができるため、リアルタイムで視聴者とのコミュニケーションを図ることができます。

以上のように、配信先を選ぶ際には、ターゲット層やコンテンツに合わせて適切なプラットフォームを選ぶことが重要です。

 

タイムラプス撮影の工夫ポイント

タイムラプスの撮影には、以下のような工夫が役立つことがあります。

カメラの固定

タイムラプスの撮影では、カメラをしっかりと固定することが大切です。カメラが揺れたり動いたりすると、映像がブレたり乱れたりしてしまうためです。カメラを固定する方法としては、三脚やスタビライザーを使う方法があります。

撮影間隔の設定

タイムラプスの撮影では、一定の間隔で写真を撮影することが重要です。撮影間隔を短くすると、映像が速くなりますが、撮影する写真の枚数が増えてデータ量が大きくなります。撮影間隔を長くすると、映像が遅くなりますが、データ量を減らすことができます。

ライティングの調整

タイムラプスの撮影では、時間帯によって光の強さや色が変化するため、ライティングの調整が必要です。例えば、太陽が沈んでからの時間帯は、光の強さが急激に変化するため、カメラの露出を自動調整にすると映像が乱れてしまう場合があります。この場合は、手動で露出を調整するなどの対策が必要です。

フレーミングの確認

タイムラプスの撮影では、撮影中にカメラの位置やフレーミングを変えることはできません。そのため、事前に撮影場所を確認し、適切な位置やフレーミングを決めておくことが重要です。

音声の考慮

タイムラプスの映像は、一定のスピードで再生されるため、音声が再生速度に合わない場合があります。このため、タイムラプスの映像に音声を加える場合は、適切な音楽やSEを選ぶことが重要です。

バッテリーやメモリーカードの容量を確認する

タイムラプス撮影は、長時間の撮影になるため、バッテリーやメモリーカードの容量に注意が必要です。バッテリーが切れてしまったり、メモリーカードの容量が不足すると、撮影が中断されてしまうため、予め確認しましょう。

撮影が終了したら、静止画を動画に変換する

タイムラプス撮影が終了したら、静止画を動画に変換する必要があります。変換方法は、動画編集ソフトを使用する方法や、オンラインで提供されている変換ツールを使用する方法があります。

シャッタースピードの調整

シャッタースピードは、撮影対象によって異なるため、調整が必要です。風景や夜景など、動きがゆっくりの対象は、シャッタースピードを遅くして、動きをなめらかに撮影します。一方、雲の動きや人の動きなど、動きが速い対象は、シャッタースピードを速くして、ブレを防止します。

夜間の撮影に注意する

夜間のタイムラプス撮影は、長時間露出するため、カメラやレンズが熱を持ち、ノイズや減光などの問題が発生することがあります。そのため、カメラやレンズを冷やすための装備や、露出調整のための減光フィルターなど、適切な準備が必要です。

環境に合わせた設定

撮影環境によって、設定が異なる場合があります。たとえば、風景や夜景など、明るさが変化する場合は、自動露出補正機能をオフにして、露出を固定する必要があります。また、撮影場所によって、三脚の高さや角度を調整する必要がある場合があります。

以上のように、タイムラプスの撮影には、慎重な準備や工夫が必要です。これらのポイントを抑えて、より高品質なタイムラプス映像を制作することができます。

 

タイムラプスの撮影に必要な機材

タイムラプスの撮影に必要な機材は、以下のようなものがあります。

カメラ

タイムラプスの撮影には、高画質なカメラが必要です。一眼レフカメラやミラーレスカメラは、高品質な映像を撮影できるため、タイムラプスの撮影に適しています。また、タイムラプス機能が搭載されたカメラもあります。

レンズ

タイムラプスの撮影には、広角レンズがおすすめです。広角レンズは、撮影対象を広く捉えることができるため、迫力のある映像を撮影することができます。

三脚

タイムラプスの撮影には、カメラをしっかりと固定するための三脚が必要です。三脚は、撮影場所や撮影対象に合わせて、高さや角度を調整できるものがおすすめです。

インターバルタイマー

インターバルタイマーは、一定の間隔でカメラを自動的にシャッターを切ることができる機材です。タイムラプスの撮影では、インターバルタイマーを使うことで、手動でシャッターを切る手間を省き、正確な間隔で写真を撮影することができます。

スタビライザー

スタビライザーは、手ブレを補正するための機材です。タイムラプスの撮影では、長時間の撮影が必要になることがありますが、その間に手ブレが起こってしまうと映像が乱れてしまいます。スタビライザーを使うことで、手ブレを補正し、安定した映像を撮影することができます。

以上のように、タイムラプスの撮影には、高品質な機材が必要です。ただし、あくまでも機材はツールであり、撮影者の技術やアイデアが最も重要な要素となります。

 

また、最近の一部の一眼レフカメラでは、タイムラプス撮影に特化した機能が搭載されている場合があります。その場合は、手順が簡略化されたり、より高度な設定が可能になっている場合があります。カメラの取扱説明書を確認したり、オンラインで検索をして、カメラに搭載された機能を活用すると良いでしょう。

カメラのおすすめは、機能や価格帯など、使用目的や予算によって異なりますが、以下のカメラが人気を集めています。

お勧めのカメラ

Canon EOS R5

35mmフルサイズセンサーを搭載し、高速な連写性能や4K/60pの映像記録が可能なハイエンドミラーレスカメラです。高画質な静止画撮影に加え、タイムラプス撮影や動画撮影にも最適です。

Nikon D850

45.7メガピクセルの高画質なセンサーを搭載し、高速な連写性能や4Kタイムラプス機能など、様々な機能を備えたフルサイズ一眼レフカメラです。高画質な静止画撮影やタイムラプス撮影に適しています。

Sony α7 III

35mmフルサイズセンサーを搭載し、高速なAF性能や4K動画撮影に対応したミラーレスカメラです。小型軽量で持ち運びに便利であり、タイムラプス撮影にも最適です。

Canon EOS 90D

APS-Cサイズのセンサーを搭載した一眼レフカメラで、約3,000万画素の高画質な静止画撮影が可能です。また、高速な連写性能や4K動画撮影にも対応しており、タイムラプス撮影にも最適です。

Nikon Z50

APS-Cサイズのセンサーを搭載したミラーレスカメラで、コンパクトなボディに高性能な機能を搭載しています。タイムラプス撮影や4K動画撮影に対応しており、初心者から上級者まで幅広い層におすすめです。

上記のカメラはいずれも高性能な機能を備えたモデルで、静止画撮影やタイムラプス撮影において優れた性能を発揮します。ただし、予算や使用目的によって選択するカメラは異なるため、自分に合ったモデルを選ぶようにしましょう。以上の点に注意しながら、タイムラプス撮影を行うことで、美しい映像を撮影することができますので、是非色々な撮影に挑戦をし楽しんでみてください。

LOCUSではタイムラプスの撮影についても多数の実績がございますので、タイムラプス動画にご興味がございましたらお気軽にお問合せください!

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