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YouTube or TikTok 2大動画プラットフォームの比較

企業のマーケティング活動において動画の活用が増加傾向にある中で、最近クライアント様からこのようなご質問をいただくことが増えてきました。

YouTubeとTikTokどちらを活用すべきでしょうか。

皆さんも日常生活で、YouTubeやTikTokなどを通じて動画コンテンツに触れる機会が多いとは思います。このような背景から気になられている方が沢山いらっしゃるのではと思い、今回は基礎的な情報として、YouTubeとTikTokの「動画プラットフォームとしての特性」と「YouTube/TikTok運用の進め方」について解説をします。


目次[非表示]

  1. 1.開始時期
  2. 2.ユーザー数
  3. 3.視聴の特徴
  4. 4.強み
  5. 5.YouTube/TikTok運用の進め方について
  6. 6.YouTube /TikTokの露出を左右する重要指標
  7. 7.まとめ


開始時期

YouTubeは、2005年に動画プラットフォームの先駆けとしてサービスが開始、TikTokはYouTubeから12年後の2017年にサービスがスタートをしています。YouTubeは主要ソーシャルメディアの中ではLINEに次ぐ日本で2番目の普及率となっています。一方、TikTokは過去3年間の伸びを踏まえると、若年層を中心に主要なメディアになると期待されています。




ユーザー数

※日本国内のアクティブユーザー数(MAU)

YouTube 約7,500万人(世界では20億人)

若い世代の方が利用率は高い傾向にありますが、アクティブユーザー数は40代が最も多く、次いで50代、30代と続きます。 特に30代~50代のユーザー数が多くなっていますが、ユーザー数としても2人に1人以上がYouTubeで映像の視聴があり、年代幅も満遍なくカバーができるため、商材のターゲットに合わせて、映像コンテンツを設計することができると考えられます。



TikTok 約1,700万人(世界では10億人)

特徴的なポイントとして、10代の利用率はYouTubeと比較して高いのですが、ご覧の通り男性は40代以上の利用率も高く、昨今では増加傾向にあるのは注目のポイントとなります。リリースから4年で世界の月間ユーザー数が10億人を突破するなど、若い世代に支持されている代表的なSNSであるInstagramのなんと2倍の勢いでユーザー数を伸ばしています。
ご存知の方も多いと思いますが、短尺の縦長動画が中心で独特の世界観と没入感が高いのが特徴ですが、コンテンツもダンス動画だけではなく情報コンテンツが増加してきていることから、今後、企業の活用もさらに加速していくと考えられます。



※補足情報として、2022年3月最大10分のロング動画に対応すると発表。
 今後は「情報系コンテンツ」や「日常系コンテンツ」など、
 ビジネス系の発信もさらにしやすくなってくると予測されます。


視聴の特徴

YouTube:検索型

YouTubeはGoogle検索に次ぐ、世界第2位の検索プラットフォームです。


 YouTubeは、検索をすることから動画の選定をしていくことが主な視聴の流れになっている動画プラットフォームです。



1. 検索をして映像を見つける

YouTubeを開いて検索をする。またはおすすめ欄で気になるタイトルやサムネイルを通して、見たい映像を見つける。


2. 映像視聴

映像を視聴する。


3. 他の映像へ遷移

検索をし直す、または関連映像へ遷移する。


TikTok:レコメンド型

TikTokは、アプリを開いてすぐのおすすめから(=レコメンド機能によって)主に映像を視聴していくプラットフォームです。



1. おすすめから映像が流れる

アプリを開くとすぐにおすすめ欄から映像が流れる仕様になっている。


2. 上スワイプで遷移

上にスワイプをすると永遠と映像が流れる。  


強み

YouTube

ストック性/データ分析:企業としては配信したコンテンツは貯蓄され財産となり、高い分析力を持つアナリティクス分析によって、課題を把握しやすく、目的に沿って視聴者ニーズを考えながら動画配信〜振り返りをすることができます。


▼チャンネル全体/コンテンツの様々な数値は期間毎にどのように変化があったのか。


▼視聴者はどのような経路で自社のコンテンツにたどり着いているのか。




▼視聴者はどのような検索を通じてコンテンツを発見しているのか。



▼視聴後どのようなクリエイティブが離脱につながっているのか。



などの分析がYouTubeの管理画面から見ることができます。


TikTok

拡散性/挑戦のしやすさ。TikTokは、配信した動画が一定数の視聴者に届けられる機能になっており、視聴者の反応率(エンゲージメント)が良ければ更に拡散されると言われています。


そしてその機能は、初めて配信するアカウントの1本でも適応されると言われているため、現状、拡散性の高さや新規の挑戦のしやすさから企業が活用する上でも注目されています。

いかがでしたでしょうか。
既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、改めて各プラットフォームの特性を知っておくということは大切です。次は、特性を鑑みた上でどのように運用していくのか、というような運用の進め方についてご紹介します。


YouTube/TikTok運用の進め方について

まず、YouTubeとTikTokどちらが良いかなどの二択ではなく、現状分析と目的設定で戦略立てした上で、YouTubeとTikTokの特性と強みを活かしながら、組み合わせて活用することをおすすめします。

▼YouTubeの強みである、コンテンツのストック性とデータ分析から、目的に沿ったコンテンツを開発する。


▼TikTokとYouTubeショート動画を連動させることで、強みである”拡散性”によって、認知拡大を促していく。


▼TikTokとYouTube(及びYouTubeショート)の強みと特性を活かしながら組み合わせることで、より多くのユーザーに視聴を促すことができる。


YouTube、TikTok含め、運用方法は目的や競合の配信状況、お客様の商材やサービスによって異なりますが、どんな目的、商材やサービスであれ、共通して確認をしていかなければいけない重要な指標があります。最後にそちらのお話をできればと思います。


YouTube /TikTokの露出を左右する重要指標

YouTube (通常動画の場合)

・クリック率

動画が流れる前のサムネイルが表示されてから、動画をクリックされるまでの割合。

・平均再生率

動画がクリックされてから視聴した部分の平均割合。

YouTube (ショート動画の場合)

・動画を見たユーザーの反応

高評価数やコメント数

・平均再生率

動画がクリックされてから視聴した部分の平均割合。  

TikTokの場合

・再生時間・再生完了率

再生時間は、動画が再生された総時間。
再生完了率は総再生回数に対する最後まで視聴された回数。

・複数回再生数

TikTokの再生には一度見終わっても、何度もループして再生される。これを複数回再生と呼ぶ。

・ユーザーのシェア数

動画視聴ユーザーのシェア数

・動画を見たユーザーの反応

動画を見たユーザーがいいねやコメントをした数。

・ハッシュタグチャレンジへの参加

お題に沿ったハッシュタグによる動画投稿。上位表示が期待できる。


まとめ

各プラットフォームの特性について

YouTube/TikTokの歴史やユーザー数の違いはもちろん、それぞれの視聴の特徴(YT:検索型/TK:レコメンド型)や強み( YT:ストック性・データ分析/TK:拡散性・挑戦のしやすさ)を理解します。


YouTube/TikTok運用の進め方について

YouTube及びTikTokの特性や強みを活かしながら、組み合わせて活用することで、より多くのユーザーに視聴を促していく設計をします。またどのような目的であれ、確認すべき重要な指標を押さえた運用が必要です。

しかしながら、どのように現状分析をするのか、目的設定はどのように進めていくのか、運用をする上で具体的にどのようなコンテンツにすべきかは、個社毎の目的に合わせる必要がありますので、YouTubeやTikTokの活用にご興味がございましたらお気軽にお問合せください!  


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