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2022-11-28 13:39

コロナ禍における新卒採用 動画の活用方法

SNS・スマホ・口コミサイト等の普及により、学生は採用媒体だけではなくさまざまなルートで企業接点を持てる時代となり、就活生も企業も就活ナビサイトありきではなく、就活ナビサイトに頼らない新たな集客手法の確立が必須施策となっています。

また、コロナ禍が就職活動のオンライン化を加速させ、採用動画(主にここでは新卒採用向け)の活用に関しても大きく変化しています。この記事では昨今の採用市場における採用動画の活用法やニーズに関して様々なデータを基にまとめています。

コロナ前の採用関連の動画制作のご相談としては、自社セミナーや合同説明会で社員さんが出演される仕事紹介の動画や社員インタビューの動画が「採用動画」のメインでしたが、最近ではLIVE形式のWebセミナー動画やSNS、採用サイトなど様々なシーンで「採用動画」が活用されています。

「22・23・24卒生対象 就活における動画の利用状況調査(株式会社学生就業支援センターの調べ)」によると、就職活動で採用動画を視聴経験がある学生は9割以上とのデータがあり、大多数の学生が就職活動で「採用動画」を活用していることが分かります。

その中でも「説明会動画」の視聴が75%と最多であり、次いで社員インタビューが57.1%となっています。
その他、コロナ前のニーズはそこまで多くなかった「職場案内(見学)」が上位にランクインし、採用説明会のオンライン化が当たり前となり、従来は会社に訪問し説明会に参加していた機会が少なくなったことが背景として考えられます。

 

10~20代の男女のYouTube利用率は約9割とも言われており、そのなかでも毎日YouTubeで動画を視聴していると答えた人は10代で7割、20代で約6割とのでデータもある程、日常に浸透しているYouTubeですが、就活における情報収集ツールとしてもYouTubeは高い割合を得ており、就活で動画を視聴したメディアとしても新卒採用サイトを抜いて1位となっています。

ソーシャルネイティブ世代でもある彼らはGoogle検索よりInstagramやTikTokなどのSNSを使って情報を収集していますが、YouTubeにおいてもエンタメ目的の動画の視聴だけではなく就活における情報収集ツールとして高い割合を得ています。

 

実際に2020年の調査データでも、就職活動における採用動画の視聴メディアでYouTubeの割合が増加。

新型コロナウイルスの影響が出始めたタイミングでもあったため、半数以上の回答は「会社説明会」や「会社ホームページ」と回答。未だ会社説明会で採用動画を視聴する割合がこの時点は多かったのですが、オンラインセミナーが主流になり始める傾向からYou Tubeを使用してライブ配信やオンデマンド配信で企業説明会を実施していることが考えられます。

従来、採用動画はリアルな会場で行っていた会社説明会内のコンテンツとして活用されていましたが、会社説明会がオンライン化したことにより、採用動画に求められるニーズにも変化しています。

参考資料:就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査 https://leverages.jp/news/2020/0727/2008/

 

採用動画の視聴は就活生の志望度に対しても影響を与える事が下記調査データから見て取れます。

オンラインでの会社説明会が急増したため、地方の学生が首都圏などに交通費をかけて出向く必要が大幅に減少した反面、オフィスに行ったり、社員と対面でコミュニケーションを取る機会が初期段階は減ったため、採用動画で学生が知りたい情報は、オンライン選考では掴みにくい「会社の雰囲気」「実際に働くイメージの醸成」などが上位にラインクインがしています。

参考資料:学情調べ 「就職活動に関するインターネットアンケート」https://resemom.jp/article/2021/04/27/61583.html

 

 

学生就業支援センターの調べでも同様の結果が出ており、就活生の採用動画視聴は当たり前になりつつあり、採用動画に求める役割としては実際の雰囲気を掴むことを欲している学生が多い。

 

昨今ではYouTubeや採用ホームページだけでなくTikTokがきっかけで、その企業の就職に興味を持った学生が増加傾向とのデータもあり、採用活動における採用動画の活用は必須であり、自社の採用戦略に合わせて、どのシーンで、どのような採用動画を活用して、自社の魅力を訴求するのかが、ますます重要になってきています。

 

単純に採用動画を制作すれば採用成功の糸口が見つかるわけではなく、採用動画の活用については採用戦略やフェーズ、目的に合わせて、採用動画の種類も活用場所も異なります。以下は一例となりますが、採用フェーズで見る採用動画を軸とした施策の立ち位置をまとめている表となります。

 

 

LOCUSでは創業以来、新卒採用を中心とした採用コンサルティングや動画制作を軸とした。採用サイトや採用パンフレットなど採用クリエイティブ全般の企画制作を展開しておりますが、数年前からYouTubeを活用した母集団形成のニーズや成功事例が増えて参りました。

 

YouTube広告を活用したダイレクトリクルーティング

 

ナビサイトや合同説明会、指名検索による自社採用サイトなどの母集団形成だけに留まらず、YouTubeを活用して自社とマッチするであろう層に対してターゲティングした動画広告を配信することで、新たな母集団形成を行う企業も増えてきています。

YouTubeの媒体の特徴としては以下が挙げられますが、

<媒体特徴>

・世界最大の動画SNSプラットフォーム
・若年層の利用率が非常に高い(10~20代の利用率95%以上。うち56%が毎日スマホからアプリを開く)
・動画を30秒以上見た人にのみ課金が発生するので非常に効率的( 30秒未満の場合は完全視聴で課金が発生。スキップは課金対象外
・低単価で多くのターゲットにリーチ可能
・Google傘下のため、Googleデータを活用したターゲティングが可能。(PC/SP/TB/CTV、性別、年齢、地域、時間帯、趣味関心 等)


就活生に安価にアプローチでき
クリックは本当に興味がある人のみ。
「経営幹部生募集中」「○○限定インターンシップ」など母数が多くないターゲットに対して認知・行動を促していくような動画広告で価値を発揮しやすい傾向があります。

その他の理由としては、

理由①  学生は動画の視聴が習慣化

学生の7割近くは、ほぼ毎日スマートフォンでWeb動画を閲覧しており、日常的に動画を視聴する習慣が定着しています。
そのため、動画というコミュニケーション手法は、採用活動において非常に有効な手段ということができます。

理由②  学生の企業研究方法

Google社によると、7割以上の学生は、企業研究系の検索において、企業名を含む検索を行なっています。
つまり学生は、名前を知っている企業を先入観のみで選ぶ傾向が強く、企業研究前にアプローチし、認知を獲得しておくことが重要になっています。

 

LOCUSでは1,700社以上の採用に限らず、マーケティングや販売促進などの動画制作で得た知見と採用におけるコンサルティングノウハウを掛け合わせたをご提案が可能となりますので、採用における動画制作が顕在化されていない中でも構いませんのでお気軽にご相談ください。

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