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実写動画とは?種類・費用・制作の流れと目的別の選び方を解説

実写動画の制作を検討する際、アニメーションとどちらを選ぶべきか、何にどれくらいの費用がかかるのかで迷うことはありませんか。実写は人物や空間をそのまま撮影できる分、伝わるリアリティが大きい一方、撮影という工程が入るため費用や準備の考え方がアニメーションとは異なります。

本記事では、実写動画の種類と活用シーン、メリット・デメリット、制作の流れ、費用の決まり方を整理したうえで、目的別にどちらを選ぶべきかを示します。LOCUS2,000社以上の動画制作を手がけてきました。その実績から、価格帯別の制作事例も具体的に紹介しますので、社内での予算化や制作会社選びの場面でお役立てください。

目次[非表示]

  1. 1.実写動画とは?アニメーション・AI動画との違い
  2. 2.実写動画の種類と活用シーン
  3. 3.実写動画のメリット・デメリット
  4. 4.【活用事例】LOCUSの実写動画制作実績
  5. 5.実写動画の制作の流れ
  6. 6.実写動画の費用の考え方
  7. 7.実写動画を外注する際のポイント
  8. 8.よくある質問
  9. 9.まとめ

実写動画とは?アニメーション・AI動画との違い

実写動画とは、実在の人物や場所を撮影して制作する動画のことです。社員インタビューや商品の使用シーン、施設の様子など、現実に存在するものをカメラで撮影し、編集を加えて仕上げます。

アニメーション動画との最も大きな違いは、撮影という工程があるかどうかです。アニメーションは企画段階で固めた構成に沿ってイラストや素材を制作し、動きをつけて仕上げるため、撮影費が発生しません。実写動画は企画費・撮影費・編集費の3工程で構成されるのに対し、アニメーションは企画費と編集費の2工程で構成されます。撮影費が加わる分、実写は同じ予算でもアニメーションより表現の選択肢が限られやすくなりますが、その代わりに実在の人物や場所が持つ説得力をそのまま動画に乗せられます。

近年は生成AIによるAI動画も選択肢に加わっています。AI動画は撮影もイラスト制作も行わず、テキストや画像から動画を生成する手法で、低コスト・短納期が強みです。ただし表現の精度や企業ブランドとしての一貫性を求める場面では、実写やアニメーションに分があります。

どの手法を選ぶべきかは、伝えたい内容の性質で決まります。人の表情や現場の空気感、実在の商品の質感を伝えたいなら実写が向いています。逆に、Webサービスのような無形商材の仕組みや、抽象的な概念を説明したいなら、アニメーションのほうが伝わりやすくなります。アニメーションの表現方法や費用については『アニメーション動画とは?種類・メリット・費用感をわかりやすく解説』の記事も参考にしてください。


実写動画の種類と活用シーン

実写動画は活用シーンによって求められる表現が変わります。代表的な種類を整理すると以下のとおりです。

種類

主な目的

活用される場面

商品・サービス紹介動画

機能や使い方を正確に伝える

Webサイト、商談、展示会

HowTo・マニュアル動画

操作方法や手順を説明する

製品サイト、サポートページ

採用動画

社風や働く人の魅力を伝える

YouTube広告、採用サイト

ブランディング動画

企業や商品の世界観・理念を伝える

Webサイト、展示会、商談

動画広告

認知拡大や商品購入を促す

テレビCMYouTube広告、
SNS広告

施設紹介動画

空間の雰囲気や設備を伝える

Webサイト、来場促進

観光プロモーション動画

地域や観光資源の魅力を伝える

デジタルサイネージ、広告


商品・サービス紹介やHowTo動画では、誇張を抑えた正確な情報伝達が重視されます。一方、採用動画やブランディング動画では、映像の説得力やストーリー性が問われる場面が多く、同じ実写でも仕上がりのテイストは大きく変わります。動画広告のように不特定多数への訴求を目的とする場合は、キャストの起用やシチュエーション設計など、より作り込んだ演出が必要になることもあります。


実写動画のメリット・デメリット

実写動画のメリット

実写動画の最大の強みは、実在する人や場所が持つリアリティをそのまま伝えられる点です。社員の表情やお客様の声、商品が実際に使われている様子は、イラストでは再現しきれない説得力を持ちます。

採用動画であれば、実際の社員が語る言葉や職場の雰囲気が、求職者の自分事化を促します。ブランディング動画であれば、生産者や現場の人柄をそのまま見せることで、企業への信頼を醸成できます。商品紹介動画では、実物の質感やサイズ感が伝わるため、購買検討時の不安を減らす効果も期待できます。

実写動画のデメリットと対策

実写動画には、アニメーションにはない制約もあります。

まず費用面では、撮影という工程が加わる分、企画・編集のみで完結するアニメーションより費用がかさみやすくなります。ロケーションの選定や出演者の手配、撮影機材やスタッフの確保が必要なためです。撮影日程は天候に左右される場合もあり、屋外撮影では予備日を確保しておくと安心です。

出演者については、社員に依頼する方法と、プロのキャストを起用する方法があります。社員であれば費用を抑えられますが、演技経験がない場合は撮影に時間がかかることがあります。広告や不特定多数への訴求を目的とする動画では、表現力のあるキャストを起用したほうが完成度を担保しやすくなります。

肖像権についても事前の確認が必要です。出演者や撮影場所に映り込む第三者がいる場合は、撮影前に同意を得ておくことで、公開後のトラブルを避けられます。


【活用事例】LOCUSの実写動画制作実績

実写動画は価格帯によって、撮影規模や演出の作り込みが変わります。LOCUSの制作実績をもとに、価格帯別の特徴と事例を紹介します。

50万円〜100万円帯の事例

必要な情報を端的に伝えることに集中した撮影構成で、予算を抑えながら目的に合った動画を制作できる価格帯です。

株式会社トレードワークス様の採用動画は、社員同士の座談会形式で職場の雰囲気をそのまま伝える構成です。作り込みすぎず、社員が率直に語る言葉を軸にした素の魅力が特徴の実写スタイルです。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/tradeworks

株式会社HRBrain様の導入事例インタビュー動画は、実際に自社サービスを導入した企業の担当者に語ってもらう構成です。インタビューに合わせたインサート映像を随所に挿入し、信頼感のある落ち着いたテイストに仕上げました。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/hrbrain

学校法人武蔵野大学様のコース紹介動画は、副専攻「AI活用エキスパートコース」の成果発表会を撮影し、学長・学生のインタビューから象徴的なキーワードをピックアップしたドキュメンタリーテイストの実写動画です。現場の熱量をそのまま映像に乗せる設計になっています。

制作実績詳細:https://www.locus-inc.co.jp/works/ef.musashino-u


100万円〜200万円帯の事例

撮影日数やロケーションの選択肢が広がり、ブランドの世界観や職場のストーリーを丁寧に映像で描ける価格帯です。

ラッキー工業株式会社様のコーポレートブランディング動画は、赤ちゃん向け抱っこひもを手造りで作り続ける企業の姿を描いた作品です。明るくクリーンな映像に感情に訴えるストーリーを乗せた、温かみのある実写表現に仕上げています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/lucky-industries

株式会社シュクレイ様の採用動画は、販売職の店長一人に密着し、仕事内容と魅力をドキュメンタリー形式で描いた作品です。説明会での上映を主目的に、リアルな職場のストーリーを伝える構成になっています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/sucrey

200万円〜300万円帯の事例

キャスティングやロケーションにこだわり、ブランドイメージを左右する演出が求められる価格帯です。

ドリームエリア株式会社様の商品プロモーション動画は、子供見守りGPS「みもり」の機能訴求を家族ドラマに乗せた作品です。視聴者の感情移入と購買意欲を同時に高めるストーリードラマ型の実写表現に仕上げています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/dreamarea-2

三朋企業株式会社様の採用ブランディング動画は、映画の予告編を想起させる壮大なクリエイティブを採用し、建設業のイメージを刷新するダイナミックな実写表現に仕上げました。YouTube広告とYouTubeチャンネルで公開しています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/e-sanpou


300万円〜帯の事例

複数ロケーションでの撮影や、ストーリー性のある演出など、規模の大きい制作になる価格帯です。

株式会社秋川牧園様のブランディング動画は、生産者の素直な言葉を軸にした、加工を抑えたドキュメンタリータッチの実写動画です。リアルな現場映像と人柄をそのまま見せることで、ブランドへの信頼を醸成しています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/akikawabokuen-2

京王電鉄株式会社様の観光プロモーション動画では、5日間かけて沿線各地の名所を撮影し、テンポ感のある音楽と組み合わせました。スケール感のあるロケーション撮影で旅情を誘う、開放的な実写表現に仕上げています。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/keio


500万円〜帯の事例

テレビCMや大規模な広告展開を見据えた、最も作り込みの大きい価格帯です。

東洋証券株式会社様の動画広告は、個性的なキャストを起用し、ライフイベント別のシチュエーションを切り取ったストーリー性のある内容です。資産運用に関心の低い層への訴求を目的とした、ドラマ型の実写制作です。

制作実績はこちら:https://www.locus-inc.co.jp/works/toyo-sec


実写動画の制作の流れ

実写動画は、企画から納品まで以下のステップで進みます。

  1. ヒアリング:目的、ターゲット、予算、活用場所を整理する
  2. 企画・構成:伝えたいメッセージを軸に、構成案や絵コンテを作成する
  3. 撮影準備:ロケーション選定、出演者のキャスティング、機材・スタッフの手配を行う
  4. 撮影:決定した構成に沿って現場で撮影を行う
  5. 編集・MA:映像の編集、テロップ挿入、音楽・ナレーションの調整を行う
  6. 試写・納品:完成版を確認し、修正を経て納品する

撮影準備から撮影当日までは、ロケーションの確保状況や出演者のスケジュールによって日数が変わります。社内の人物が出演する場合は、業務との調整も必要になるため、撮影日は早めに仮押さえしておくと進行がスムーズです。


実写動画の費用の考え方

「実写動画は1分あたりいくら」という料金表を見かけることがありますが、この考え方には注意が必要です。費用を左右するのは、撮影と編集にかかる作業工数です。

実写動画の費用は、企画費・撮影費・編集費の3工程で構成されます。アニメーションが企画費と編集費の2工程であるのに対し、実写は撮影費が加わる分、構成要素が一つ多くなります。

費用を左右する主な要因

実写動画の費用は、主に以下の要因の組み合わせで決まります。

  • 出演者:社員か、プロのキャストか。キャストの人数や知名度によっても変動する
  • ロケーション:自社施設での撮影か、ロケーション費用が発生する外部での撮影か
  • 撮影日数・スタッフ規模:1日完結の撮影か、複数日にわたる撮影か。カメラマンや照明、音声スタッフの人数によっても変わる
  • 機材・演出:ドローン空撮や特殊機材を使うか、シンプルな機材構成か


たとえば50万円〜100万円帯の事例では、座談会やインタビューという撮影形式に絞ることで、機材やロケーションの規模を抑えながら目的に合った動画を制作しています。一方、500万円帯の事例では、キャスティングや複数シチュエーションの撮影が加わり、構成要素が増えるぶん費用も上がっています。撮影日数が長くなるほど、また出演者やロケーションの規模が大きくなるほど、費用は積み上がっていくと考えてください。

具体的な費用感は、上記の活用事例も参考にしてください。


実写動画を外注する際のポイント

実写動画は撮影という後戻りしにくい工程を含むため、制作会社選びが完成度を大きく左右します。価格だけで判断せず、以下の観点を確認することをおすすめします。

  • 過去の制作実績が自社のイメージに近いか
  • 担当者とのコミュニケーションがスムーズか
  • 見積書の内訳が明確で、説明が丁寧か
  • 目的達成のための提案力があるか
  • 修正対応の範囲や追加費用の条件が明確か


過去の実績は、自社が制作したい動画に近いものがあるかどうかで判断できます。実績が近いほど、撮影の仕上がりイメージを共有しやすくなります。

見積書の内訳が明確かどうかも重要な確認ポイントです。撮影日数やキャスト費用、ロケーション費用がどう積算されているかを質問した際に、論理的に説明してくれる会社は信頼できます。修正対応の範囲や追加費用が発生する条件も、契約前に確認しておくとトラブルを避けやすくなります。


よくある質問

以下は、弊社で実写動画を制作する際の一般的な流れをもとにした回答です。依頼先によって工程や条件は異なるため、他の制作会社に相談する際は事前に確認しておくとよいでしょう。

初めて動画を発注する場合、事前に何を準備すればよいですか。

目的・ターゲット・活用場所・予算感の4点を整理しておくと、初回の打ち合わせがスムーズに進みます。構成案や絵コンテはヒアリングをもとに制作会社側が提案するのが一般的で、発注者側で用意する必要はありません。参考にしたい既存の動画があれば、URLを共有しておくと意図の齟齬を防げます。

完成までに、内容を確認・修正できるタイミングは何回ありますか。

主に構成案の確認と、編集初稿の試写という2段階で内容を確認します。構成案の段階で伝えたいメッセージや情報の過不足を洗い出しておくと、撮影後の大きな手戻りを避けられます。

動画の著作権や二次利用の範囲はどう決まりますか。

著作権の帰属や、掲載できる媒体・期間の範囲は契約時の取り決めによって決まります。SNS広告への転用や尺違いの派生版制作を想定している場合は、見積もり段階でその意向を伝えておきましょう。範囲外の追加費用が発生するといった行き違いを防げます。

撮影当日、発注者側の立ち会いは必要ですか。

企画意図と現場の仕上がりにズレがないかを確認するため、担当者の立ち会いをおすすめします。表情やトーン、演出の細かなニュアンスは撮影現場でしか判断できず、編集段階では修正できない事項もあるため注意が必要です。撮影日程を調整する際は、担当者が立ち会える日を優先して押さえておくとよいでしょう。


まとめ

実写動画は、実在の人物や場所が持つリアリティをそのまま伝えられる手法です。アニメーションとの違いは撮影工程の有無にあり、費用も企画費・撮影費・編集費の3工程で構成されます。出演者やロケーション、撮影日数といった要因によって費用は変動するため、価格帯別の事例を参考にしながら、自社の目的に合った予算感を見極めることをおすすめします。

具体的にどのような表現が自社に合うか、どれくらいの予算で制作できるかという悩みをお持ちの方は、LOCUSの制作実績をまとめた資料をご用意していますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。


「動画制作の料金相場」資料ダウンロード


本資料には、動画制作にかかる費用を事例付きで記載しています。また、目的別に、それぞれの相場感を具体的に紹介していますので、動画制作のご検討に、ご活用ください。

< この資料でわかること >
・目的別動画制作1本あたりの相場
・動画の費用の変動要素

監修者
渡邊 友浩(株式会社LOCUS 事業推進グループ チーフ)

2017年、動画制作・動画マーケティング支援を行うLOCUSに入社。営業としてBtoB/BtoC問わず累計80社以上の動画活用を支援。現在は事業推進グループとして、宣伝会議デジタルハリウッドSTUDIOをはじめ、企業・団体向けセミナーで多数登壇。現場で培った経験をもとに、企業のYouTube活用やブランディング動画など、動画マーケティングの戦略立案と実践的な活用ノウハウを発信し続けている。

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